BTA2023受賞商品発表!

保育士さんをサポートし、保護者の安心を増やす! 乳児午睡見守り支援システム「べびさぽ」

本サービスのポイント
  • 特別な準備や作業が必要なく、光と音で確実に午睡中の見守り行動をサポート
  • 「大きな寝がえり」など、子どもの「うつぶせ寝」につながる行動も通知してくれる
  • 子どもの様子や見守り行動を動画で記録。エビデンスや教育資料として活用できる

保育園で過ごす子どもたちにとって欠かせない、毎日の午睡タイム。この午睡中は原因不明とされているSIDS(乳幼児突然死症候群)を防ぐためなど、保育士さんによる見守りが欠かせません。そして、この午睡の見守りをサポートするために「子どもの状態を感知する特殊なマットの上に子どもたちを寝かせる(マット方式)」「子どもの状態を感知するセンサーを子どもの服に取り付ける(センサー方式)」など、さまざまなシステムが開発されています。そんななか、トライポッドワークス株式会社が提供している「べびさぽ」は「映像を使った見守りシステム」という方式を採用。BabyTech.jp編集部は「べびさぽ」を開発したトライポッドワークス株式会社の渋谷義博さん(以下、敬称略)に取材を行い、同サービスの概要や開発の経緯、今後の展開について伺いました。

 


「べびさぽ」について語ってくれた渋谷さん

(お話を伺ったのは)

トライポッドワークス株式会社 イメージソリューション部 部長
渋谷 義博(しぶや・よしひろ)さん

 

「よけいな作業」を増やさずに、「午睡の見守り」をしっかりサポート!

編集部:さっそくですが、「べびさぽ」の概要と特徴について伺えますか?

渋谷:「べびさぽ」は、午睡中の子どもたちを撮影する「カメラ」と映像や各種情報を表示する「タブレット」、そしてさまざまな通知を出すための「ランプ」から構成されています。その基本的な仕組みは次のようなものです。まず、午睡見守りモードをスタートさせてから子どもの動きが無く、保育士さんの見守り行動も見られない状態が4分30秒経過すると、通常は「緑色」のランプの光が「黄色」に変わります。そこで保育士さんが午睡中の子どもたちの寝ている姿勢をチェックすると、その行動をカメラが検知し、ランプの色は「緑色」に戻ります。もし保育士さんが30秒以内(前回の見守り行動から5分以内)に子どもたちの寝ている姿勢をチェックに来られなければ、ランプの光は「赤色」になり、さらに子どもが起きないレベルの音(鳥のさえずり)でお知らせします。これも保育士さんが子どもたちの寝ている姿勢をチェックすると、自動的に音は止まり、ランプも緑色に戻ります。そこからまた4分30秒が経過すると、ランプが黄色になり……という繰り返しになります。