BTA2023受賞商品発表!

アナログな「木のぬくもり」とデジタルな「スマホ」が融合したIoT知育玩具「ころぴゅーた」


「ころぴゅーた」の外観

編集部:これは面白いですね! 家庭内にWi-Fi環境は必要なのでしょうか?

加藤:今、検討しているアプリの仕様としては、ネットワーク環境が必要です。なのでWi-Fi推奨という感じです。使わなくなったスマートフォンを「ころぴゅーた」用に使う場合を考えると、アプリのインストールと実際に使用するときにWi-Fi環境が必要になりますね。

横田:こちらは「ころぴゅーた」で遊べる絵本のサンプルです。スマホが自動音声で物語を読み上げると同時に画面上で少しずつ絵がスクロールし、そのストーリーに登場するアイテムや生き物などの「単語」が表示されます。たとえば「この道を進もう」というページでは「みち」という表示が出て、「み」と「ち」のブロックを転がすと次のページに進むわけです。


「ころぴゅーた」で遊べる絵本の画面

編集部:シンプルですが、これは楽しいですね!

 

新しいゲームを作って、他のユーザーにシェアすることもできる!

横田:「ころぴゅーた」をリリースするにあたっては、「ころぴゅーた」の仕組みを使ったオリジナルのゲームを作っていただいたら、それを付属アプリ上でシェア(共有)できる仕組みを考えています。

編集部:「ころぴゅーた」の付属アプリでゲームが作れるのですか?

加藤:いえ、「ころぴゅーた」や付属のアプリでは、ゲームを作れません。ユーザーの方がプログラミングをして自作ゲームを作るという想定です。「ころぴゅーた」のアプリには、作ったゲームを他のユーザーとシェアできるプラットフォーム「ころぽん」を用意する予定です。なので、「ころぴゅーた」はプログラミングを学ぶ教材ではなく、プログラミングを学ぶきっかけを作ってくれるおもちゃというイメージですね。この機能により「ころぴゅーた」の拡張性はかなり高まると思います。

編集部:自分で作ったゲームでも遊べる、というのは非常にユニークですね!

横田:エンジニアの中には、自作したゲームをコミュニティでシェアする方がいます。そこで、「子育てや子供の遊びに役立つゲームを作ってみたい!」と思う方もいらっしゃるのではないかと考えました。「ころぴゅーた」で自作ゲームがシェアできれば、エンジニアの方たちに関心を持っていただくフックになるのではないか、と思っています。実際、初めてこの製品をお披露目したとき、エンジニアの方たちの反応が良かったです。

編集部:ゲームを作るには、高度なプログラミング知識が必要なのですか?