編集部:「ころぴゅーた」の対象年齢はどれくらいをお考えですか?
横田:3歳〜6歳くらいの未就学児がメインのターゲットです。保育士さんや幼児教室の先生方に「ころぴゅーた」をお見せしたら、ひらがなが身近にあると言葉に興味を持つきっかけになるので、こういうおもちゃがあるとひらがなが自然に頭に入ってくるということでした。また、ブロックをつまんでスロープで転がすという動作は、細かい指の動きが必要になるので、手の「巧緻性」を育むそうです。そんな子どもにとって刺激のある動作が多いのも面白い要素だ、という感想をいただきました。
「蔦屋家電+(プラス)」とコラボしたクラウドファンディング、そしてオプションの展開も
編集部:最後に、これからの「ころぴゅーた」の展開について伺えますか?
横田:まずは4月21日からクラウドファンディングをスタートさせるとともに、東京都世田谷区の二子玉川駅にある「蔦屋家電」にある「蔦屋家電+(プラス)」というショールームに、実際に「ころぴゅーた」を設置させていただく予定です(編集部注:コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言を受けて、上記の日程は変更になりました)。一般販売価格は1台5万円の予定ですが、クラウドファンディングに参加いただける方は最大25%オフの3万7500円程度で購入することができる設定にしています。ご購入いただいた方には、2020年の年末ごろにお届けする予定です。(編集部注:コロナウィルス感染拡大による影響で変更になる可能性あり、とのこと)
編集部:その後は全国のおもちゃ屋さんで買えるのでしょうか?
横田:今のところは自社のECサイトで取り扱う予定です。かなりの重量になるので、おもちゃ屋さんで気軽に購入されることはあまりないと考えました。初回ロットは500セット限定の予定です。
編集部:もし、500台が完売した場合は……?
永嶋:アルファベットや数字のブロックが欲しいというお話もあるので、同じ形で量産されるかニューバージョンになるかは考えたいです。
編集部:アルファベットや数字なら世界展開も狙えますね。スマホも世界共通ですし。
永嶋:そうですね。夢は大きく、世界展開も狙っています(笑)。反響がよければ、アルファベットの段だけオプション購入できるようにすることなども考えています。
「ころぴゅーた」の文字ブロックを収めるケース
<取材を終えて>
今回はネットを利用した遠隔取材となりましたが、思わず画面に鼻をこすりつけてしまいそうなほど、「ころぴゅーた」は面白い製品でした。木の手触りや物が転がる面白さ、そして自分でゲームを作りたくなるまでの一連の流れは子どもの成長を大きくサポートし、さまざまな能力や可能性を引き出してくれそうな予感がします。なお、コロナウィルスによる緊急事態宣言を受けて、「ころぴゅーた」のクラウドファンディングは延期されることになりましたが、新たな日程が発表され次第、本サイトにてお知らせ致します。ぜひ、今年のクリスマスプレゼントに手に入れたいものですね!