BTA2023受賞商品発表!

離れていても、一緒に育児。「ちょっと見てて」を叶える、遠隔協同子育てロボット「ChiCaRo(ちかろ)」

奥:ロボットの開発部分ですね。ロボットづくりは、必要な専門スキルは多岐にわたり、何種類もの専門家が、ロボット本体やアプリケーション、サーバなど各種分野をカバーする必要があることから、「総合格闘技」に例えられることが多いんです。

編集部:ChiCaRoのなかに様々な機能が詰め込まれていますもんね。やりがいを感じたタイミングについても、教えていただけますか?

奥:ユーザーさんから喜びのお手紙をいただく時に「やっていて良かった」と感じますね。「悩みが解消された」「家族で楽しく子どもとの時間を過ごせるようになりました」といったメッセージを見ると、やっていて良かったなと感じます。

子育てを「みんなのもの」にして、家族の幸せに貢献したい

編集部:本日は、ありがとうございました。最後に今後の目標について教えていただけますか?

奥:ChiCaRoを通して、新しい方法で子育てをみんなでする社会づくりと、家族の幸せに貢献できたらと考えています。

編集部:より多くの大人が子育てに関わることで、子どもにとっても、両親にとっても良い影響がありそうですね。

ChiCaRoを通じて幸せな家庭を増やしていく

奥:子どもの自己肯定感や幸福度を上げる要因の一つに「自分が愛されているな」と感じる経験があります。ChiCaRoを通して、多くの大人から愛情を受ける経験は、両親の負担を減らすと共に、子どもの幸せにもつながるものだと考えています。

編集部:関わる人、みんなが幸せになれそうですね。本日は、どうもありがとうございました!

取材を終えて

お話のなかで印象的だったのが、「人は元々、両親だけ(または母親だけ)で、育児をしてきた生き物ではない」という点。こういった視点を持てば、現在の育児の在り方や、それにまつわる多くの問題について、原因や対処法が明確になってくるのではないでしょうか。生物学的な仕組みと現実のギャップを埋めてくれるのも、ChiCaRo魅力の一つなのかもしれません。今後も様々な機能がリリースされるようなので、そちらもお見逃しなく!

「ChiCaRo」 公式ホームページ
https://www.chicaro.co.jp/

(終わり)

取材・執筆:立岡美佐子(たておか・みさこ)

IT企業から、編集・出版業界に転職。現在は、フリーランスの編集者兼ライターとして旅やグルメ、ソーシャル系など幅広い分野で編集や執筆活動を行っております。
大事にしているのは「価値のある情報を、読者に面白く、わかりやすく伝えること」。
これまで『TRANSIT』『FRaU』『メトロミニッツ』など多数の雑誌制作に携わってきました。
ベビーテックは、「子どもの頃にこんなサービスや商品があれば!」と思うものとの出会いばかりで、毎回刺激をもらっています。趣味は、旅行と料理と合気道。