BTA2023受賞商品発表!

ご家庭のあらゆるニーズに応える「シッターサービス」の基盤システム!「ポピンズシステム」

編集部:そのようなシステムを開発されるようになったきっかけは、どういうものがあったのでしょうか?

山田:弊社会長である中村の強い想いですね。中村は自らも子どもを預けて働く母だったときに、非常に苦労した経験からベビーシッター事業を立ち上げました。ですから、常に保育の世界を進歩させたい、という強い想いがあります。結果、ナニーサービスとして日本初のISO9001認証を受けたり、日本で初めて株式会社が運営する保育園をオープンするなど、日本初のことを数多くやり遂げており、その一環として、日本初の「ベビーシッター業でのオンライン化を進めたい」という想いから弊社のサービスのWeb化も始まっています。

 

「家庭のニーズにマッチしたナニー」を、最速で紹介するために

編集部:開発にはどのようなご苦労があったのでしょうか?

山田:一口に「マッチングの自動化」と言っても、なかなか一筋縄ではいきません。例えば「ナニーとご家庭の相性の良さ」を指標で表すことは、とても難しいものです。さらにナニーのスケジュール調整も含めて、まだまだ全自動になっていないところもありますから、今も「マッチング率の向上」を目指して工夫しているところです

編集部:「マッチング率」というのは、どういうものでしょうか?

山田:「ご依頼に対してシステムで自動的にナニーをご紹介できた割合」です。ポピンズシステムにて最適なナニーをピックアップし、お客さまにご紹介する流れになっているのですが、システムでナニーを探しきれない場合があるのです。その場合は自動ではなく、コーディネーターがナニーを探してご紹介することになります。

丸山:やはりナニーの皆さんも人間なので、システムが機械的に「こちらの仕事はいかがですか?」と打診しても依頼を受けてもらえない場合があり、スタッフがお電話をしてお願いすると依頼を受けてくださったりすることがよくあります。将来的には、こういう部分も何かしら自動化できるといいな……と思っています。

 

「スマホ世代」の保護者に大歓迎された「ポピンズシステム」

編集部:ポピンズシステムを利用されているお客様の感想を伺えますか?

山田:まず、ポピンズのナニーに対する満足度調査の結果ですが、昨年度も95%以上のお客様に「満足している」とのご回答を頂きました。そしてWebでオーダーを入れていただくシステムについても、若い保護者の利用が増えていることも一因だと思いますが、「非常に便利」との声を頂いています。