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時短勤務に特化した転職エージェント「リアルミーキャリア」

編集部: サービスを利用された方からはどんな声が寄せられていますか?

増山: 一般的には時短だと案件を紹介してもらえなかったり、選考を受けてから時短がダメであることを知ったり、条件調整が難しいという課題があるようです。弊社の場合ははじめから時短が受け入れ可能な案件に絞ってご案内していますし、時短の場合の待遇相場を理解しているため、スムーズに進められると思います。成約に至った方には満足していただいていると思いますが、その一方で企業ラインナップがまだまだ少ないため、ご満足いただける企業をご紹介できないケースもありますね。

 

紹介できる企業の充実を図り、時短人材の転職をメジャーにしたい

編集部: 今後の展開や理想像などについてもお聞かせください。

増山: 理想はフルタイムと時短で職業の選択に差がない状態にすることです。たとえば、ある程度の経験のある方が転職を思い立った時に5~10社程度の選択肢があって、そこから3社くらいをしっかり選べるようにしたいですね。そのためにもニッチでマイナーというラインから早く抜け出し、時短人材の転職自体がメジャーになり、上場企業が時短人材を採用してみようとなった時に「月間に何人くらい紹介できる」というパワーを蓄えていきたいと考えています。

編集部: 今後どんな業種、職種を増やしていきたいとお考えですか?

増山: 成長率が高い人材業界はひとつターゲットになっています。他には女性の方が活躍しやすい美容系の業界、小売店への法人営業などですね。

編集部: キャリアアドバイザーはやはり女性の方が多いのでしょうか?

増山: 弊社で働く社員25名の内、約8割がワーキングマザーです。キャリアアドバイザーと呼ばれる転職を支援するスタッフの多くは女性ですが、男性も数人在籍しています。子どもが何人いるのか、送り迎えに時間がどれくらいかかるのか、など配慮するポイントや勝手がわかったうえで相談に乗れることが他の転職エージェントとは異なる利点です。それと中途採用の案件に対して、どんな事案は時短がOKで、何がNGなのかを選別できることも大きな利点になると思います。中途採用の人材が欲しいというニーズに対して、企業側は時短を想定していないわけですから、その判断はできません。我々は企業側にその可否の色分けをして、伝達を行っています。また、何時間働けるか、どういう給与条件にするかなど企業と候補者、双方の間に入って調整することはもちろん、フルタイムに比べてこれぐらい給与が減ってしまうという時短勤務の相場感などを提示し、候補者のお悩みを解きほぐすことも重要な役割だと考えています。