BTA2023受賞商品発表!

マットが午睡を見守りクラウドに蓄積。安全性、情報検索性をトータルで提供する「hugsafety(ハグセーフティ)」

編集部: 導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?

石井: まず、「保育士さん」と「hugsafety」の二重チェックで見守りますから、お昼寝をしている子供たちの安全性が向上します。それから、これまで一般的な保育園の午睡チェックは「紙ベース」で行われていたのですが、このサービスを導入することにより、タブレット端末を使って帳票類を電子化することが可能です。なお、子供たちのデータは「hugsafety」と連携している「hugnote」に登録されているので、新たに設定する必要がありません。これは他の「hugmo」のサービスを利用するときも同様です。

編集部: 総合的なIoTサービスを提供する「hugmo」ならではの強みですね。

石井:タブレットを使うことで、書類に記入する手間を大幅に減らすことができます。たとえば15人くらい子供がいる大きな保育園であれば、確認済みのチェックを入れるのも手書きでは大変ですが、タブレットを使えば一括で入力が可能になります。またマット状のセンサーを子供たちが眠る布団の下に敷いてモニタリングするのですが、これは「呼吸の状態」と「体の動き」を継続的に記録しています。将来的にはデータを活用して「睡眠時間」の計測や、子供たちの「ストレス状況」のチェックに活用できるのではないかと思います。たとえば入園したばかりで、ストレスを感じている子供は「睡眠データ」の動きが他の子供と違いますから、そのような動きが見られた子供には特に注意を払い、事故を未然に防ぐ……という使い方もできるかもしれません。クラウド上に蓄積されたデータを分析することで、将来さらに新しいサービスが提供できるかもしれません。

編集部: 子供の呼吸に異変が見られた場合などは、どのようになるのでしょうか?

石井:「hugsafety」で異変が見られた場合は、保育園全体の「hugnote」に「どの教室の誰にどんな異変が起きたか」というアラートが表示されます。そして何らかのアクションを取るまではアラートは消えないので、たとえ担当の保育士さんが目を離したときに起きたことでも、他の保育士さんによるフォローが可能になります。

編集部: それは心強いですね。

 

連絡・事務作業を効率化し、本来の保育時間を確保できるように支援する

編集部:「hugsafety」では「安全性」だけでなく、「効率」の向上も期待できそうですね。