BTA2023受賞商品発表!

マットが午睡を見守りクラウドに蓄積。安全性、情報検索性をトータルで提供する「hugsafety(ハグセーフティ)」

本製品のポイント
  • 同社が提供するメインのサービスと連携することで、より一層の「効率化」が図られている
  • クラウド上に計測されたデータが蓄積され、「安全性」と「利便性」が高まっている
  • 従来の保育で大きな負担になっていた「事務作業」や「チェック作業」が省力化できる
日本国内で発売されているベビーテック製品は、海外に比べてそれほど出揃っていない状況ですが、ここ最近は次々と意欲的なアイテムが登場しています。今回ご紹介するのは、ソフトバンク株式会社の子会社である株式会社hugmoが開発した「hugsafety(ハグセーフティ)」。2018年10月にリリースされた本システムは、お昼寝する子供たちをマット状のセンサーで見守り、その状態を記録。さらに異変があれば、ただちに警告してくれるというものです。BabyTech編集部は株式会社hugmoの石井あかねさんに取材を行い、その概要や今後の展開について伺いました。

(お話を伺ったのは)
株式会社hugmo
社長室 新規戦略担当
石井あかね さん


石井さん(以下、敬称略)と「hugsafety」で利用するマット状のセンサー

子育てクラウド「hugmo」とは?

編集部:御社は「hugsafety」以外にも、さまざまなサービスを展開されていますね?

石井:当社のサービスをご利用いただいているのは、主として「保育園」や「幼稚園」になります。当社が展開している各種サービスは相互に連携しており、その全体を総称して「子育てクラウド『hugmo(ハグモー)』」と呼んでいます。そして、サービス全体の基盤になっているのは、「hugnote(ハグノート)」という「連絡帳サービス」です。従来、保護者と保育園を繋ぐのは紙ベースの「連絡帳」や「お便り」でしたが、このシステムはそれらを電子化したものになります。保育園児の情報が登録され、「保育士と保護者の相互連絡」や「保育園からのお知らせ」などを、すべてタブレットやスマホでやり取りできます。

編集部:それはとても便利ですね!

石井:日々の保育状況や給食の献立を写真付きでお知らせしたり、イベントなどのスケジュール管理もできます。保育状況を文章だけで伝えるのはとても大変なのですが、写真を添えることで非常に伝わりやすくなります。また、その日に食べた給食を写真付きで送り、子供たちが残したものをお伝えすることで、ご家庭で足りない栄養を補ったり、夕食の献立と被らないようにもできます。「保育園の給食がカレーで、家の夕飯もカレーだった!」ということが避けられるわけですね。他にも「既読チェック」機能が保育園の皆様に好評です。「各種のお知らせ」を保護者が読んだかどうか、保育園側で把握できるので、既読がつかなかった場合は再度お知らせしたり、直接お伝えすることができます。