BTA2023受賞商品発表!

マットが午睡を見守りクラウドに蓄積。安全性、情報検索性をトータルで提供する「hugsafety(ハグセーフティ)」

編集部:共働きの家庭には、とてもありがたいですね。

石井: この「hugnote」を使いながら貯まっていく写真を、保育園側で管理・販売できるシステムが「hugphoto(ハグフォト)」です。これを利用することで、プリント写真を1枚単位で販売していただくことが可能です。さらに「hugphoto」ではプロカメラマンを派遣するサービスも行っており、そこで撮影された写真を販売することもできます。

編集部:他にはどんなサービスを提供されていますか?

石井: 「hugselection」は、主に「hugmo」のオリジナルアイテムの販売や、保育園・幼稚園内での物販に活用できるショッピングサイトです。現在販売しているオリジナルアイテムには、たとえば「hugnoteを印刷したブックレット」があります。これは主に「卒園時の記念品」として、ご利用いただいています。また、保育園・幼稚園内での物販としては「体操服の販売」などの事例があります。こちらは園内で金銭を保管する必要がなくなり、さらに保護者とのお釣りのやり取りの負担が軽減される点が喜ばれています。

編集部:たしかに現金を使って購入するのは、手間がかかりますね……。

石井: また、「huglocation」は、幼稚園バスの位置をスマートフォンで確認できるサービスです。このサービスはスマホに搭載されているGPSを利用しているため、特別な車載用GPS装置なしに、バスにスマホを持ち込むだけで簡単に導入できます。もともとはソフトバンクで開発された技術で、オフィスビル間をつなぐシャトルバスの位置を知るために使われていました。幼稚園バスは道路状況によっては遅延することもあるので、雨の中30分以上待っていた……という保護者もおられますし、1時間以上遅れたために問い合わせ電話が幼稚園に殺到した、というお話も伺っています。このシステムを導入すると、保護者のスマホでバスの位置が把握できるので、そういった問題が解決します。今後は「学童保育で使われているバス」にも展開していきたいと考えています。

 

IoTチャイルドケアサービス「hugsafety」とは?

編集部:それでは、「hugsafety」の概要について教えてください。

石井: IoTとの連携を重視したシステムで、主に保育園で利用されています。子供たちがお昼寝している間の状態をモニタリングし、データをクラウドで集計するサービスです。保育園では「午睡チェック」が義務付けられており、保育士さんが5分おきくらいにお昼寝をしている子供達の様子(呼吸と体動)を確認することになっているのですが、このサービスはそんな保育士さんを補助し、一緒に子供たちを見守るものになります。