BTA2023受賞商品発表!

アカチャンホンポで気軽にベビーテック製品が買える時代も近い!? 株式会社赤ちゃん本舗・代表取締役社長 味志謙司さんと株式会社パパスマイル・代表取締役 永田哲也が対談

ベビーテックのイベントで感じた「育児の未来」に向けての大きな手応え

永田:さて、今年の9月に御社がBTAJ2021のプラチナスポンサーになられたことを発表したところ、各方面から非常に大きな反響がありました。たとえば、いよいよベビーテックは一般の消費者に浸透するフェーズになったのですね、ということを大手マスコミの方からも言われるなど注目をいただきました。

味志:ベビーテックについて今後どれほどマーケットの広がりがあるのか、子育てのさまざまな場面にどのようにお役に立てるのかということは、まだまだ先が見えていないところもあります。しかし、非常に可能性はあると考えています。先ほどの「BabyTech TOUCH」では、私も店頭に立たせていただきましたが、いろいろな方から大きな反応をいただきました。一般の消費者の方からの「こういう製品が発売されるのですね!」というものだけでなく、B to Bでベビーテックの活用を考えておられる企業の方や、まさにベビーテックを開発されているメーカーの方との接点を持つことができたのです。当社にとって、これは非常に大きなインパクトがありました。これから誕生するさまざまなベビーテックをどうやってお客様にお届けするか、そのヒントであり、チャンスとなったイベントだったと思います。

永田:私たちが思いもよらない分野から、ベビーテックの製品・サービスが登場する可能性もありますね。味志さんとしてはどのような商品に注目、または期待されていますか?

味志:子育て中のパパ・ママは、毎日大変な思いをされています。一方で赤ちゃんは本当にかわいいですし、楽しい時間もたくさんあります。当社で私が強く訴えているのが、「もっと赤ちゃんの暮らしを知り尽くせば、お客様が気づいていない困りごとや暮らしに対する提案やサポートができるのではないか?」ということです。そこにベビーテックを活用する余地があります。今まで人間の手や目を使わざるを得なかったことが、センサーや画像、音声などでサポートできれば、パパ・ママの苦労を少しでも減らし、楽しい時間を増やすことができるでしょう。それがベビーテック製品・サービスに期待していることです。

たとえば、先日は社内の「赤ちゃん用寝具の仕入れ担当者」に次のような話をしました。そもそも、なぜ赤ちゃん用の寝具がいるのか? それは赤ちゃんが良い睡眠を取るためであり、それなら寝具の売り方だけでなく、もっと赤ちゃんの睡眠について私たちは勉強するべきではないか? 赤ちゃんの睡眠について、パパ・ママはどんなことに悩んでいるのか? 肌触りの良い、温かい布団が欲しいというニーズはもちろんあるけれども、もっと深く、寝かしつけが大変とか夜中に起きてしまうとか、そういった問題も知った上で、どういう提案ができるのか考えて欲しい。赤ちゃんの睡眠についての課題をサポートする製品を開発しているメーカーもあるかもしれないので、もっと調べていこう。そうすることで当社は赤ちゃんの睡眠に対して、より貢献できるのではないか、と言ったのです。おそらくベビーテックの登場により、今まで考えられなかったような睡眠をサポートしたり、楽しくしたりする製品・サービスも登場するのではないでしょうか。