BTA2023受賞商品発表!

「妊活」を意識したら、まずは登録したい画期的な妊活サポートサービス「ファミワン」

また、医療との連携を強化することにも取り組んでいます。その取り組みの一つは、ファミワンがもっと医療機関と患者の方たちの「橋渡し役」になれる仕組みを、病院選びのサポート以外でも構築することです。もう一つの取り組みとして、医学的にエビデンスのある妊活・不妊治療に効果的な生活習慣のアドバイスができるよう、東京大学と共同研究を行っています。妊活・不妊治療については、医学的な治療以外に何をしたらよいのか非常に皆さん悩まれているので、「こういうことをすると妊娠に近づけますよ」という医学的根拠を踏まえたアドバイスを発展させていくつもりです。

編集部:医療機関と患者の方たちの「橋渡し役」とは、具体的にはどういうことですか?

石川:医療機関に来られる患者さんは、基本的に医師や看護師さんに相談するわけですが、なかには遠慮して聞けない相談内容もあります。たとえば、「一度聞いた薬の説明を、また聞くのは申し訳ない」、「今の治療でいいのだろうか」、「転院してもいいだろうか」といった内容です。また、「夫婦間のコミュニケーションの悩み」「不妊治療に関連して起きる職場の問題」といった「医療系以外の相談」もなかなかしにくいですし、そもそも医師側として答えられないという問題があります。そこで医療機関とファミワンが役割分担をして、医療に関することは病院の医師や看護師が、それ以外の気持ちの部分や夫婦の話、薬に関する説明などはファミワンで提供できるような形を作っていきたいと考えています。この構想は、すでにいくつかの病院と連携して進めています。

編集部:ファミワンと提携することで、不妊治療をしている病院の顧客満足度が向上しそうですね!

石川:また、自治体や企業への導入を強化していくのは、妊活は非常に身体的な負担が大きいのに企業が理解を示さない、休ませないという世の中を変えていくために必要なことです。「妊活は当事者だけの問題でしょ」と言われがちなのですが、当事者以外も知っておくべきところをしっかりと広めていくつもりです。

 

取材を終えて

インタビューでも語られましたが、サービスを立ち上げた理由のひとつに、ご自身の不妊治療体験があるため、とにかく「まっとうなサービスをユーザーに提供したい」という強い意志を感じました。世の中には不妊治療に取り組む人の不安感につけ込む商品やサービス、正しい医療知識に基づかない怪しげな情報が溢れています。ファミワンのような本当に頼れるサービスの存在が、より多くの人に届いて欲しいと思います。