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「妊活」を意識したら、まずは登録したい画期的な妊活サポートサービス「ファミワン」

編集部:ご自身の妊活のご経験がベースにあるのですね。

石川:私は医療業界にいたので、ネットで妊活に関する記事を調べ、「これはエビデンスがまだない情報だ」「これは根拠のある情報だ」と見分けることができましたが、一般の方が研究論文や学術誌までチェックすることは難しいと思います。そうすると気付かないうちに、多くの方が正しくない情報を受け入れてしまう危険性があると感じたわけです。

編集部:そういう方を少しでも減らすため、ファミワンは無料でも使えるのですね。

石川:その通りです。妊活を始めたら、まだ悩んでいなくても、とりあえず登録していただきたいと考えています。実際、ファミワンのユーザーの6割は病院を未受診の方で、2割がいわゆるかかりつけのレディースクリニック(一般婦人科)に通っています。つまり、8割のユーザーは不妊治療専門のクリニックには通っていないタイミングでも、ファミワンを使ってくれています。まだ本格的な妊活を始めていない方にも使っていただきたいという私たちの目標は、ある程度実現できていると考えています。

編集部:ファミワンの無料版ではどのようなことができるのでしょうか?

石川:初回に回答いただく40問ほどのチェックシートを踏まえたアドバイスを受け取ることや、病院選びの相談対応などが可能です。妊活情報や関連商品のキャンペーン情報などを受け取ることもできます。不定期に妊活の状況を伝えていただくと、自由相談ができるチケットを提供するなども行っています。


チェックシートは、答えやすい一問一答形式となっている

編集部:ファミワンの開発で苦労された点は、どういったところでしょうか?

石川:一番苦労したのは、どのようにニーズに応えるサービスにするかという点です。妊活の最大のニーズは「妊娠したい」ということなので、そのニーズにストレートに応えると「妊娠させます」というサービスになってしまいます。しかし、それは誰にも保証できないことですし、私たちが目指しているものでもありません。ですから、「妊娠したい」というニーズに対して、「早くから妊活に向き合ってほしい」「正しい情報に基づいて、少しでも後悔の少ない妊活をしてほしい」「きちんとパートナーと話し合ってほしい」といった価値の提供を目指したところが大変難しかったです。サービス内容そのものを10回くらい変更し、現在のLINEをプラットフォームにしたサービスになってからも、改善し続けています。