BTA2023受賞商品発表!

子どもたちにとって「社会への扉」となる「ごっこランド」


「ごっこランド」開発のこだわりについて語る平田さん

編集部: 「ごっこランド」というアプリに、「複数のゲーム」を入れたのは何故ですか?

平田: ユーザーが子どもたちですので、ゲームアプリを別々に開かなければならないと、「いろいろなゲーム(仕事)」を見て回ることが難しくなってしまいます。一方、一つのアプリの中に複数のゲームが入っていれば、子どもは自由にアプリ内のさまざまなゲームを見て回ることができます。その結果、「アプリの容量が大きい」「動作が重い」というコメントも頂きますが、やはり子どもたちの「遊びやすさ」を優先していきたいと考えています。

子ども・保護者・企業、みんなが喜ぶ「ごっこランド」

編集部: 「ごっこランド」のダウンロード数はいかがですか?

平田: およそ310万ダウンロードほどで、人気キャラクターを使っていない幼児系のアプリとしては一定の評価を頂けているように感じています。また、2019年8月だけでも1500万回以上プレイされており、アクティブユーザーが多いのも特徴です。現在、毎月2つずつ新しいゲームを増やしており、このペースを続けつつ、ゲームのクオリティもしっかり保っていきたいと考えています。

編集部: 「ごっこランド」の利用者の感想はどのようなものがありますか?

平田: アプリをダウンロードするサイトでは5点満点で4点以上の総合評価を5年以上キープし、利用者の方からのレビューも1万件以上頂いています。面白いレビューとしては、「子どもが『いらっしゃいませ!』と言うようになりました」「歯医者さんに行ったら『ごっこランド』と同じだ!と言って、怖がらずに口を開けてくれました」といったものがありましたが、これは企業の方たちに監修していただくことで、ゲーム内の仕事内容が簡略化されていてもウソが無く、「達成感」「仕事の流れ」もリアルだということでしょう。その結果、ゲームという「疑似体験」から安心感が生まれたり、行動へのハードルが下がったと考えられ、これは「ごっこランド」の大きな特徴だと思っています。

編集部: レビューを拝見すると、どれも熱のこもったメッセージですね!

平田: 喜びのコメントは社員の励みになっていますし、「○○という企業のゲームも出して欲しい」と言うリクエストをヒントに、当社がその企業に営業に伺うこともあります。もちろん厳しいご意見もありますが、逆にそれらはアプリの改良に繋がります。