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保育士の業務の4割は書類作成?! 現場の負担を軽減する「CoDMON(コドモン)」

本サービスのポイント
  • 保育園・幼稚園などの施設で働く保育士の業務をサポートするICTシステム
  • ICT化によって書類作成をはじめとするさまざまな業務を一貫してサポート
  • 子どもと向き合う時間が増えることで保育の質が向上する

近年、資格を持っていても保育の仕事に就かない「潜在保育士」の増加が深刻な問題になっています。その要因のひとつは業務の負担の大きさにありました。こども施設向けICTシステム「CoDMON(コドモン)」は、保育士さんに寄り添い、業務の負担軽減に大きく貢献。リリースから約4年で多くの保育施設から支持を獲得するまでになりました。保育士さんの負担軽減、業務の効率化の先に見据える、さらなる保育の質の向上に向けた取り組みについて、株式会社コドモンの代表取締役 小池義則さんと取締役兼開発本部長 稲葉達也さんにお話を伺いました。

(お話を伺ったのは)
株式会社コドモン
代表取締役 小池義則さん
取締役兼開発本部長 稲葉達也さん

 

保育士さんが子どもたちと向き合う時間と心のゆとりをもてるように

編集部: サービスの特徴についてお聞かせください。

小池: 弊社の子ども施設向けICTシステム「CoDMON(以下、コドモン)」は「子どもを取り巻く環境を、テクノロジーの力でより良いものに」という理念の下、子どもたちを預かる保育園や幼稚園といった保育施設で働く保育士さんに向けたサポートサービスとして、2015年にリリースを開始しました。いま保育の現場では、待機児童の増加や、保育に求められる様々な基準が厳格化されたことで、サービス残業の常態化や低賃金といった課題が山積しています。保育士さんたちの労働環境や働き方が健全化されなければ、そのしわ寄せが子どもたちに及んでしまいます。こうした危惧から、テクノロジーを軸に保育士さんの負担を軽減しながら、働き方をより良い方向へと変えていくため、保育士さん特化型のサービスをスタートさせました。

編集部: 他社でも同様のサービスを提供しているのでしょうか。

小池: 類似したサービスは多々ありますが、その多くは、保育士さんの業務改善というよりは、保護者と保育士さんのコミュニケーション機能に重きを置いたもののようです。ちなみにITベンチャーとして、この分野に参入したのは、おそらく弊社が初めてではないかと思います。