BTA2023受賞商品発表!

子どもたちにとって「社会への扉」となる「ごっこランド」

本サービスのポイント
  • ゲームを通じ、身の回りの社会や経済活動に対する子どもの興味が引き出される
  • さまざまな仕事を疑似体験することで、親子のコミュニケーションが活性化される
  • 企業にとっても効果的なブランドPRとCSR活動であり、持続可能なビジネスモデル
いまどきの子どもにとって、スマホやタブレットは切っても切り離せないもの。「うちの子はユーチューブ動画やゲームに夢中で、ちょっと心配……」という保護者の方も多いのではないでしょうか。そんな中、株式会社キッズスターでは2013年から「ゲームをすることでさまざまな仕事を疑似体験でき、次第に子どもは『本物の仕事』に興味を持つ」というユニークなアプリを運営しています。今回、BabyTech.jp編集部はそんな不思議なアプリ「ごっこランド」を運営する株式会社キッズスター代表取締役の平田全広さん(以下、敬称略)に取材を行い、サービスの概要や開発の経緯、今後の展開について伺いました。


(お話を伺ったのは)
株式会社キッズスター 代表取締役
平田全広 さん

ヒントになったのは、自分の子どもが夢中になっていた「お仕事ゲーム」

編集部: さっそくですが、「ごっこランド」の概要を伺えますか?

平田: 「ごっこランド」はいわば、「手のひらの上で出来る職業体験」アプリです。自分の親の「仕事」や世の中で行われている「仕事」について、子どもたちが実際に見たり、学ぶ機会はなかなかありません。このアプリはスマホやタブレットで「さまざまな仕事を体験するゲーム」を遊んでもらい、子どもたちが「社会」や「働くこと」に興味を持つきっかけになることを目指しています。スポンサー企業に利用料を負担して頂くことで、その企業を題材にしたゲームを開発・運営し、利用者は無料で遊ぶことができます。


「ごっこランド」のメイン画面。実在の企業を題材に、30以上の仕事を体験できる

編集部: 非常にユニークなアプリですね。開発の発端を教えていただけますか?

平田: もともと私の息子が海外の「仕事体験アプリ」で遊んでおり、それを見ているうちに、もっとリアルに仕事を体験できるアプリを作れば、「実際にこの仕事をやってみたい」と、子どもたちは思うのではないか……そう考えたのが開発のきっかけです。