BTA2023受賞商品発表!

「人の目とITの目の安心感」でお昼寝を見守る「ルクミー午睡チェック」

 

急速な普及は、保育の現場での高い評価を感じさせる

編集部:製品の普及の状況はいかがでしょうか?

今村:これまで午睡チェックのソリューションとしては、マット型の製品が主流だったのですが、ボタン式センサー型のルクミー午睡チェックの発売以降、非常に多くの問い合わせ・引き合いをいただいております。本製品の導入時にセンサー1つあたり3万円の補助金が出ている自治体もあり、それも普及の後押しになっています。2018年8月現在、全国で300の保育園で使っていただいており、およそ3000個のセンサーが子供たちのお昼寝を見守っています。

編集部:実際に使われた保育園からの反響はいかがですか?

今村:「うつ伏せ寝の検知」と「からだの向きの自動記録」は、特に高く評価されていますね。午睡(お昼寝)の際に担当の保育士さんが交代しても、継続して「うつ伏せ寝」をしっかりチェックでき、間違いなく同じやり方で記録できる点が喜ばれています。

また使用されている保育園の中には「このようなシステムも併用して、午睡時の子供たちの安全を守っています」と保護者会で説明されているところもあり、保護者の皆さんの安心感につながっているようです。

編集部:将来的には保育園の差別化にも、つながりそうですね。

今村:そうですね。現状の保育業界における課題は保育士さんの採用や離職防止だと思います。そこで保育園を運営されている方は、このようなシステムを導入することで業務の効率化を図るとともに、精神的な負担を下げることで、採用や離職防止に活用することを考えておられるようです。

小林:実際、ルクミー午睡チェックを導入していただいている保育園の中には、保育士さんの定着率が非常に高いところがありますね。その保育園はホームページで同製品を使用していることをアピールしてくださったり、当社へのリンクも貼っていただいております。

 

保育の現場にIT機器を導入するための工夫とは

編集部:実際に、本製品を導入する流れについて教えてください。

今村:「箱を開けたらすぐに使える」をコンセプトとし、出荷段階から当社のカスタマーセンターでサポートしています。タブレット端末は携帯電話と同様に通信simカードが入っているので、Wi-Fiによるネット接続設定は不要です。モニタリング用アプリもタブレット端末にインストール済みなだけでなく、アプリの入力用画面には導入する保育園に合わせて子供たちの名前が設定してあります。そしてセンサーにも子供たちの名前シールが貼られた状態になっています。