BTA2023受賞商品発表!

「人の目とITの目の安心感」でお昼寝を見守る「ルクミー午睡チェック」

 

保育の現場での「わかりやすさ」と「使いやすさ」を徹底的に追求

編集部:素晴しい取り組みですね。それでは、実際の製品を見せていただけますか?

今村:こちらがボタン式のセンサーです。ホームページなどの写真からはもっと大きいものを想像されていたかもしれませんが、大きさは4センチくらいです。子供が誤って飲み込まないよう、誤飲チェッカーを通らないサイズで設計されています

今村:水色の枠の部分を取り外し、子供達の衣服を挟み込むように取り付けます。試していただければわかる通り、子供たちがいくら寝返りをうったとしても、まず外れることはありません。

編集部:本当ですね。かなりしっかりと固定されています。

今村:このセンサーが、子供たちのからだの状態(仰向け・うつ伏せ・右向き・左向き)を検知して、タブレット端末のアプリ上に5分間隔(チェック間隔は設定により変更可能)で自動的に記録が残されていきます。現状、多くの保育園では、保育士さんがチェックシートに手書きでこの記録を付けています。

今村: ルクミー午睡チェックを使うと、まず保育士さんたちの記録作業という負担が減ります。また、体動停止やうつ伏せ寝状態を検知するとアラートで知らせてくれます。決して、機械に任せっきりになるのではなく、保育士さんの目で子どもたちのお昼寝を見守っていくことはこれまでもこれからも変わらないのですが、保育士さんの目と、ITの目のダブルチェックで午睡(お昼寝)における事故を防ごうというのがコンセプトです。

編集部:タブレット端末には、リアルタイムにからだの向きが表示されるのですね。警報もアラーム音と画像で知らせてくれるので、見逃す心配は無さそうです。

今村:うつ伏せ寝のアラートは保育士さんが子どもたちのところへ行き、仰向け寝に戻してあげれば、自動的に止まります。このように、午睡チェックセンサーと保育士さんが連携して対応する仕様になっています。

編集部:主に使われる年齢というのは?

今村:0~2歳までを対象としていますが、現状は圧倒的に0歳児クラスに導入している保育園さんが多いです。なお、記録したデータはプリントアウトでき、監査記録用に提出が可能です。

編集部:本製品はクラス1の医療機器として指定を受けていますが、それはどのような条件をクリアされているのでしょうか?

小林:子供の肌に触れることから、特に素材面での条件が厳しかったですね。