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「手のひらに安心を」産婦人科・小児科オンラインから始まる「つながる医療」

「小児科オンライン」と「産婦人科オンライン」では、その中でも比較的変えていきやすい、「頼れる人がいない」という問題にアプローチをかけるべく生まれたサービスなのです。

「相談できる人がいる」という安心感が不安を減らす

編集部:そんな経緯があったのですね!サービスをローンチさせるまでは、どのような道のりだったのでしょうか?

橋本:大学院で公衆衛生学について勉強をしていた際、起業した仲間がつくったWEBメディアで医療ライターとして記事作成を手伝っていたんです。そこで、インターネットの拡散力の凄さを実感し、ネットを利用したサービスを考えはじめました。

まずは、自分ひとりでHPを作って、LINEで相談を受けるところから始めました。それから、デジタルガレージが主催するOpen Network Labというスタートアッププログラムに参加し、仲間を見つけていった感じですね。

編集部:橋本さんご自身の領域である小児科以外に、産婦人科のサービスも作られた理由を教えてください。

橋本:妊娠、出産、子育ては切れ目なく支えるべき、と考えているからです。そして同じアイデアを持つ産婦人科医の重見との出会いの縁もありました。重見は現在、産婦人科オンラインの代表です。

編集部:サービスを現在のものに成長させるなかで、大変だったことがあれば教えて下さい。

橋本:「産婦人科・小児科オンライン」は、「B to B to C」というモデルのため、まずは自治体さんに導入いただく必要があるのですが、はじめはこれまでにないサービスということで、なかなかスムーズに導入いただけない時もありました。

編集部:オンラインでお医者さんに相談する、という文化自体がないですもんね。

橋本:そこで役に立ったのが、エビデンスがあるということです。効果測定をしたデータがあるため、どんな風に役に立つサービスなのか、効果がイメージしやすくなったと思います。

気軽に相談がしやすい画面・対応で本当の悩みにアプローチ

編集部:なるほど!そこでエビデンスが活きてくるのですね。実際に利用者した方の質問や反響についてもうかがえますか?

橋本:質問内容としては、いろいろですが、よくある相談としては、「育児相談」「子どもが熱を出したときの受診の判断基準」「授乳」「離乳食の進め方」などですね。いただいた、感想で多かったのは、「便利だった」というものの他に、「LINEだと本音が言えた」というご意見もいただきました。

編集部:ありがとうございます。利用者の方が、気楽に相談しやすいような工夫があれば教えてください。