BTA2023受賞商品発表!

ウェアラブルIoT技術を用いて、園児の安全を見守る「cocolin(ここりん)」の魅力

編集部:そんな経緯があったのですね。cocolinが多くの保育士さんに支持される理由がわかった気がします。

対象を広げて、もっと多くの見守りに繋げたい

編集部:最後に、cocolinの今後の展開について教えていただけますか?

嶋澤:現行のアプリを検証して、さらなるブラッシュアップをしていけたらと考えています。また、コロナで在宅ワークが増えた一般家庭さんからも、「我が子を見守りたい」といったお声をいただいておりまして。そういったところにも、例えばお母さんとcocolinの二重で見守りをできるシステムなどを提供していけたらと考えております。

幸田:午睡の見守りをする年齢を幼児だけでなく、もう一段階上の年代の子どもたちや、人間だけにとらわれず、動物のストレスを測定し、ストレスを掛けない育て方などに生かしていくのも良いと考えています。

嶋澤:最終的には、cocolinを通じて、SIDSでなくなる子どもがいない社会を作っていけたらと考えています。

編集部:本日は、どうもありがとうございました!

取材を終えて

身体の機能が未熟なため、体温調節が難しく、少しのことで体調が変わってしまうことが多い子ども。今回のお話を聞いて、「何かあってからでは遅いから、起こる前に未然に防ぐ」というcocolinのコンセプトの重要性を改めて感じました。終日モニタリングをしてくれるので、子ども一人一人の普段の状態を把握し、問題があったらすぐに知らせてくれるシステムは、保育現場だけでなく、学校や家庭でも多くの人に求められるものだと思います。今後のcocolinの進化から目が離せませんね。

「cocolin」公式ホームページ
https://coco-lin.jp/

(終わり)

取材・執筆:立岡美佐子(たておか・みさこ)

IT企業から、編集・出版業界に転職。現在は、フリーランスの編集者兼ライターとして旅やグルメ、ソーシャル系など幅広い分野で編集や執筆活動を行っております。
大事にしているのは「価値のある情報を、読者に面白く、わかりやすく伝えること」。
これまで『TRANSIT』『FRaU』『メトロミニッツ』など多数の雑誌制作に携わってきました。
ベビーテックは、「子どもの頃にこんなサービスや商品があれば!」と思うものとの出会いばかりで、毎回刺激をもらっています。趣味は、旅行と料理と合気道。