BTA2023受賞商品発表!

保育士がもっと働きやすい社会を。園児一人ひとりにあわせた保育をITの力でサポートする「ChiReaff Space®」

本サービスのポイント
  • 子どもと接する以外にも、保護者への報告や成長記録の作成など、保育士の方が抱える負担は大きい
  • ChiReaff Space®(チャイリーフスペース)は、日々の業務に追われる保育士の方をサポートするために生まれたサービス
  • 書類作成のサポート以外に、保育士になりたての方に嬉しい、4万人の子どものデータを元に、園児一人ひとりの個性・特徴を把握することをアシストする、園児カルテ・発達管理機能もついている

働く保護者のために、子どもと一緒に時間を過ごす保育士。子どもの成長に携われるやりがいがある職業ですが、一方でその激務が問題視されています。朝は子どもたちより早く来園して準備をはじめ、日中は子どもたちと一緒に過ごす、子どもたちを見送った後は、多くの書類作成業務が待っており、激務で辞職してしまう人や、家に仕事を持ち帰って無給で働く人も多くいます。

今回ご紹介する「ChiReaff Space®(チャイリーフスペース)」は、そんな多忙な保育士をサポートするサービス。「BabyTech® Award Japan 2021保育ICT」で見事、優秀賞を受賞したChiReaff Space®の魅力について、開発を行っているBIPROGY株式会社のサービスイノベーション事業部の河本あかりさんと、プロダクトサービス第二本部の関根奈央子さん(以下、敬称略)に取材を行い、ChiReaff Space®のコンセプトや開発の経緯、今後の展開について伺いました。

(お話を伺ったのは)

BIPROGY株式会社
サービスイノベーション事業部ビジネス四部第一営業所第3グループ
河本あかり(かわもと・あかり)様

BIPROGY株式会社
プロダクトサービス第二本部クリエイティブデザイン一部二室
関根奈央子(せきね・なおこ)様

業務サポートに加え、4万人の子どものデータから教育方針作成をサポート

編集部:本日は、よろしくお願い致します。さっそくですが「ChiReaff Space®」のコンセプトについて教えていただけますか?

河本:保育士の業務負担の軽減と、保育の質の向上の支援を目指した業務支援システムです。ChiReaff Space®という名前は、「Child Rearing with affection(愛情を持って子育てをする、という意味)」という言葉の各単語の頭文字を取ったものになります。愛情をもって子育てを行う「場所」、子どもがのびのびと成長する「場所」をサポートするサービスです。

ChiReaff Spaceのコンセプト

編集部:ありがとうございます。ChiReaff Space®の特徴についても教えていただけますか?

河本:三つの大きな特徴があります。一点目は、保育士さんの一日の業務をサポートする様々な機能ですね。代表的なものだと、登降園・出欠管理や、保護者連絡、指導計画書作成などといった機能になります。

二つ目は、子どもの成長がひと目で分かる発達チェック・園児カルテという機能。保育園では、子どもの成長に応じた、指導計画の作成という業務があるのですが、ChiReaff Space®のサービスでは、全国40,000人の成長データに基づいて、預かっている子どもたちの発達が視覚的に分かり、今後の計画等が作りやすい仕組みになっています。