編集部：素敵な理念ですね！デザインや機能にも製作者や関係者の方の思いを感じます。
様々な地域のニーズに応えられるよう、オールインワンソリューションを目指す
編集部：CuboAi Plusの開発の経緯についてもうかがえますか？
Lin：開発のきっかけはメンバーの一人であり、母親でもあるジョアンナさんが、夜に我が子の顔がよだれかけで覆われているのを見て、危ないと感じた事件です。この問題はどこの家庭でも起こりうるのではないかと感じた私たちは、台湾のママやパパにアンケートを取ることにしました。そこで、確かなニーズを感じ商品化を進めることとなったのです。
編集部：そんなきっかけがあったのですね！
Lin：はじめは、クラウドファンディングを使って商品を販売し、そこで集まった反響を元に現在の第二世代を作り、世界に向けて販売することにしたんです。
編集部：クラウドファンディングを利用した意図はどこらへんにあるのでしょうか？
Lin：利用者を双方向のコミュニケーションを取れるところですね。リアルな声をいただくことで、より素晴らしい商品を世の中に送り出せると感じました。
編集部：なるほど。日本でも、クラウドファンディングをされていましたね。850%近い達成率に、ニーズの強さを感じました！商品化にあたり、苦労した点がありましたら教えてください。
Lin：AIの全ての機能を集結するところや、カメラのクオリティは試行錯誤を重ねました。暗い中でいかにクリアな映像を取るかについては、提携先探しが大変でしたね。
編集部：世界的に、商品を販売されていますが、国を超えて多くの人に支持される理由はどこにあるのでしょうか？
Lin：最初から子どもの見守りをするオールインワンソリューションに応えようとしたとこが大きいかと思います。必要な機能を全て盛り込むのはもちろん、取り付けのスタンドまでも、持ち家が多いアメリカの家族や賃貸が多い日本の家庭を考慮して、壁に取り付けられるものや、スタンドとして使えるものを用意しています。
編集部：とても細かいところまで、考慮されて作られたものなのですね。利用者の反響に地域差などはありますか？
Lin：結構ありますね。例えば、ドイツなどでは個人情報やデータの安全性といったセキュリティを気にされる方が多い傾向です。CuboAi Plusは、高レベルの暗号化技術やデジタル情報の保護にも力を入れているので、安心してご利用いただいています。夫婦共働きが多く、寝室も子どもと分けるアメリカ、カナダ、オーストラリアなどではプッシュ通知機能がとても重宝されています。子どもと一緒に寝ることが多い日本では、見た目の可愛さや自動撮影機能が喜ばれていますね。
