BTA2023受賞商品発表!

いつでもベビーテックに触れられる、購入できる! 「アカチャンホンポ ららぽーと福岡店」のベビーテックコーナーの反響は?

永田:ベビーテックをピラミッド型で考えると、育児家電は広い裾野の部分に当たるかもしれません。もっと言えば白物家電、たとえば食洗機やロボット掃除機なども子育て中の家庭にとっては非常に役に立ちますから、裾野のところに含まれるイメージと言ってもよいと考えています。そしてピラミッドの頂上に近づくと、ビッグデータやAIを活用したベビーテック製品があるということではないでしょうか。しかし、現状のままでは売る側も買う側も混乱してしまいますから、私達発信をする側もベビーテックとはどういうものであるかをきちんと定義づけして、世の中に示していきたいと思っています。山形さんのお話を伺って、改めてその必要性を感じました。

広い視野でベビーテックを捉え、さまざまな製品を通じて家族の幸せに貢献する

永田:今後のベビーテックコーナーの展開について伺えますでしょうか?

山形:先ほど話題に出た食洗機や自動掃除機も、ベビーテックコーナーに加えることを検討しているところです。しかし、他の小売店ではあまり売っていないような商品をアカチャンホンポとして売れるようになることを目指しているので、やはりAIやアプリと連動した製品を導入していかなければ……と考えています。

永田:ベビー向けのテック商品だけでなく、子育ての負担そのものを軽減し、家族の生活の質を高めるさまざまなテック商品を提案されていく、ということですね。

山形:はい。ビジネスとしても大きなチャンスがあると思います。ですから、先ほど永田さんがおっしゃられた「広い意味でのベビーテック」という考えに立って、さまざまな商品を見ています。

それこそ「衣類乾燥機」「ふとん乾燥機」などもチェックしているのですが、そうなると競合するのは家電量販店ということになります。競争力の高いそれらの店舗に勝つのは非常に難しいのですが、パナソニックのベビーモニターに関しては、家電量販店を上回り当社がより販売しており、「アカチャンホンポは育児で困っている方との接触回数が多い」「利用シーンを明確にイメージできる展示」といったところにヒントがあると考えています。

永田:ベビーテック製品の展示会で、ベビーベッドを設置して赤ちゃんの人形とモニターカメラを設置して初めて、「こういうふうに使うのね!」と来場された方に理解いただけたという経験があります。また、私たちとしてもベビーテック製品がどれほど「子どもと向き合う時間を増やすのに役立つか」をさらに伝える努力をしていきたいと思います。