BTA2023受賞商品発表!

妊娠期からパパの自覚を育て、夫婦間のコミュニケーションを円滑にしてくれるアプリ「パパninaru」

ママ専用の妊娠・育児アプリと連携し、夫婦間の知識格差・コミュニケーション不足を解消する

三木:もともとパパninaruの元になっているのは、ママ専用の「ninaru」というアプリです。おかげさまで非常にユーザーの皆さまからの評価も高いアプリなのですが、このninaruとパパninaruは記事の内容を連携させています。そうすることで夫婦間の育児知識の格差を埋めることを目指しています。

編集部:たしかに同じ内容の記事を読んでいれば、自然にそのことを話題にできますね!

三木:記事内容の連携方法も、大きく分けて2パターンに工夫しています。ひとつは同じ記事を同じタイミングで双方のアプリに表示するパターンです。たとえば、一般的につわりがひどくなる妊娠9週目の時期には、パパninaruにもninaruにも「つわりの解消法」という記事が同時に配信されます。もうひとつは、あえて違う記事を双方のアプリに表示するパターンです。具体例を挙げると、安定期である妊娠26週目の時期にはパパninaruには保育園の入園に関する記事、ninaruには妊娠期に気をつけたい糖尿病の記事が掲載されたりします。これはママがつらい時期には夫婦で共通のテーマを、ママが落ち着いていられる時期はお互いがそれぞれ役に立つ行動を起こすヒントになるような異なる記事を配信して、夫婦の育児における協力体制をサポートするようにしています。

編集部:ママが辛い時期にはパパがママに寄り添えるような情報を、そしてママが落ち着いている時にはパパも「保活」という育児における大切な仕事・役割に取り組んでみませんか、という提案をするわけですね!

三木:その通りです。もちろん、パパninaru専用の記事も配信されています。たとえばおなかの中の赤ちゃんの大きさは言葉ではなかなか伝わりませんから、フルーツなどのイラストを添えて表現することもあります。また、パパninaruは朝の7時の利用が最も多いというユーザーデータがあることから、通勤時間にパパninaru はよく使われていると考えられました。そこで通勤時間に手軽に読めることを意識して、「育児用語まとめ」「育児関連の補助金・助成金5選」といったシンプルな記事作成を意識しています。

あらゆる面でユーザーに徹底的に寄り添う姿勢が、アプリの高評価につながっている

編集部:パパninaruが開発された経緯について伺えますか?

三木:先ほど申し上げたママ用アプリのninaruが2015年にリリースされているのですが、そのユーザーの皆様から「パパ用アプリも欲しい!」という声が上がり、2016年にパパninaruをリリースしました。その結果、アプリダウンロードサイトでパパninaruは2万件以上のレビューがあり、評価は5段階評価で4.8をいただいています。