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毎日クイズに答えるだけで、子育てに必要な「知識」と「自覚」が身につく!「育児クイズ パパ力検定」

私自身もそうでしたが、育児中にママがパパに対して、「これをやってほしい」「あれもやってほしい」と思っても、伝えきれない部分があると思います。たとえば「沐浴」というお世話ひとつをとっても、「沐浴にはこういう手順があって、私はこれだけの別の作業があって大変だから、一緒にやってほしい」と伝えるだけであっても、忙しい育児に追われていると時間的にも体力的にも厳しく、会話ができないまま寝てしまったり、伝え忘れてしまったりするわけです。そこで「パパ力検定」では、沐浴には多くの手順があること、1人で行うのはとても大変だから夫婦で取り組めるといいですね、といった解説を盛り込んでいます。

「パパ力検定」は夫婦間コミュニケーションのきっかけになっている

編集部:今まさにゼロ歳から1歳半の子どもを育てている真っ最中というパパ・ママの利用者からは、どのような声が寄せられていますか?

髙橋:「ちょうど予習ができて助かる」「室内で靴下を履かせたほうがいいのかどうか悩んでいたら、ちょうどその内容が配信されて助かりました」という感想や、「知らなかったことを順番に知ることができて、すごく良かった」「夫にも共有します」といった声も寄せられています。「沐浴・ミルク・おむつ替えのところをパパに見せて理解を促しています」という声もありました。他にも育児を終えられたご夫婦が、昔を懐かしみながらご覧になっている事例もあります。

編集部:利用されている方のパパとママの割合はいかがですか?

髙橋:当社のアンケート結果では、男性が6割・女性が4割となっています。

「パパ力検定」が自治体・企業向けの「eラーニング教材」に!?

編集部:最後に、今後の展開について伺えますでしょうか?

髙橋:法人向けサービスとして、パパ力検定のコンテンツを活用した「eラーニング」を提供したいと考えています。自治体の両親学級での利用や、例えば産後シッターさんの研修、企業の福利厚生における育児支援のサポートの一つとして、動画を充実させた取り組みやすいものを作っています。このサービスでは、赤ちゃんを身近に感じられる動画や救命法をやさしくレクチャーしたものなどをクイズとともに提供します。

これから産休・育休に入るママ・ワーキングマザーといった方たちにも使っていただきたいので、ネーミングは「I Base+(アイベースプラス)」に変更しました。Ikuji(育児)のBase(土台)を作るeラーニングサービスとして、2022年1月からサービスを開始します。I Base+では、オリジナルアンケートをつけるなどのカスタマイズも可能です。まずはトライアルをしていただき、私も密接にサポートさせていただきながら、より良い環境づくりの役に立っていきたいです。