BTA2023受賞商品発表!

「BabyTech® Award Japan 2021」各部門大賞・優秀賞・特別賞 受賞商品決定!

審査委員より
  • 写真を残すことでの文化づくりという観点は非常に大切なことであると伝わってきた。子どもがスマートフォンを好きな事でそれを利用した撮影ツールというのは面白いと思う。プレゼンでも説明されていたように生活必需品ではないが彩りを飾るような商品であることは間違いない。
  • 今回の審査対象の中では一番のチャレンジングなデバイスと感じました。自動ハイハイ撮影ドローンとして、赤ちゃんのハイハイ競争といったイベント等でも中継カメラとして活躍してくれると良いなと思います。

保育ICT 部門

大賞

『はいチーズ!』をはじめとするSaaS型の総合保育テックサービスの取り組み(千株式会社)

同社が提供する集団保育施設向け写真販売サービス「はいチーズ!」を保育業務支援、写真販売、動画配信、アルバム制作システムなど、幅広い保育ICTサービスを提供する総合保育テックサービスとして刷新。
保育業務支援ツールにおいて業界初(※同社調べ)の初期費用0円、月額利用料0円の無料プランを提供する。

審査委員より
  • 補助金を活用する視点が前提となっている昨今、ICTを活用した包括的な保育支援ツールとして、未導入の保育事業者には導入が無料であることは魅力的である。
  • 保育園のICT基盤を無償で提供することから始めて、さまざまな情報を集約し、さらによいサービスにしていくという姿勢はすばらしいと感じました。取引をベースにしながら、個々の園に適したコンサルティングと、過不足ないシステム導入をアレンジしていくことで価値提供を図って支持されるサービスになることを期待しています。

優秀賞

キズナコネクト(株式会社ネクストビート)

同社が提供する保育施設の採用支援サービス「保育士バンク!」で取引のある全国20,000以上の保育施設の声を活かした「保育業界の複雑な働き方に対応する勤怠労務管理」ができるクラウドシステム。児童管理や保護者へのお知らせ配信、保育料計算(請求書、領収書発行)など幅広い機能を搭載。

審査委員より
  • 採用支援サービスで有名である保育士バンク!が運営する新たなシステムとして園とのつながりは強いため需要は高いと想定できるが後発であることから新たな試みが必要である。その期待に応える内容が園児数に対応した労務視点でのICT業務システムであったが、もう少しメリットが欲しい。
  • 保育士バンク!でのつながり、人材情報を活用した保育ICTと労務管理、その先の潜在保育士の掘り起こしによる社会地域基盤の強化を目指す点が課題解決の独自性やさまざまな周辺課題を解決することにつながり素晴らしいと感じました。

ChiReaf Space(日本ユニシス株式会社)

保育士の業務負担軽減および保育の質の向上の支援を目指した業務支援システム。登降園・出欠管理機能/保護者連絡機能/指導計画書作成機能/発達チェック・園児カルテ等の機能がある。発達チェック・園児カルテ機能ではサービスが保有する全国4万人の発達データとの比較や記録内容を可視化し、客観的指標として活用できる。

審査委員より
  • 「指導計画作成機能」「発達チェック・園児カルテ機能」の実装を特徴としており、保育者の作業の軽減化・保育の質向上に支援することが出来るところに重きを置いていることが、現代の保育現場からの需要は高いと考える。また保護者にも貢献できることは評価できる。
  • 4万人のこどものデータを基盤に保育計画の検討ができる点は興味をそそられました。安定的なサービス基盤は信頼がおけます。

リサーチ・研究 部門

大賞

子どもの発育発達を支援する「さんさんキッズシステム」のデータ活用研究(ゴレタネットワークス株式会社/株式会社クレメンティア)

乳幼児期から学童期の子どもを対象とした 日常の動きの実態と行動特性を掴む行動分析システム。個々の子どもの日々の分毎の詳細な動きや姿勢変化の解析に加え、幼稚園などの日々の現場において子ども全員の中での個々の子どもの動きといった現状評価や課題分析も行う。大勢の子どもが日々過ごす保育や学校教育場面での支援に活かすことで、 教育の質的向上につなげていくよう研究を続けている。

審査委員より
  • 運動を可視化できるシステムは面白い。データ集積の為のウェアラブルデバイスとして教育現場でのデータ集積には十分な機能が付与されている。
  • 簡便な活動量計によってこどもたちの運動解析を行い、心身の健康をモニタリングすることにつなげていくことができるといいと思いました。プレゼンにもあった、自分自身やまわりの友達の生のデータを使って、日々の活動量やある時間内の活動量を可視化することでSTEAM教育に活用することもできそう。

優秀賞

育児支援ロボットによるAI子育てレポートシステム(株式会社ChiCaRo)

0~3歳児向けの遠隔育児支援ロボット「ChiCaRo」を利用した発達支援システムにより、子どもの発達状況や発達に課題がある状況を検知し、保護者や保育関係者にレポーティングする仕組み。データからAIが子どもたちの発達状況を把握し、一人ひとりの発達の課題や成長スコアを記録、必要な育児支援方法をレポート形式で保護者や保育関係者に送付する。

審査委員より
  • 発達支援の観点からのものはこれまで数少なく、今後非常にニーズの高いものであると思う。しかし、まだ情報が少ないので、どのようなデータが抽出出来、何が基で発達の課題の有無が分かるようになると明らかになると良いと感じる。
  • 既存のロボットや玩具、Orihimeのようなソリューションをふくめた遠隔操作のイメージに重なりました。簡易につながる、そこにいる感じを出すために最低限どんな要素が必要なのかを解き明かしていってほしい。

ダンボール製ベビーベッド QUICK BASE BABYの設計に係る調査研究(株式会社エスパック)