BTA2023受賞商品発表!

「ベビーテック元年」の実現を目指し、企業との共創を加速させる決意!


会場に設置されたDNPのブース


DNPのベビーテックに関する共創コンセプト

大島:期待以上に多くの企業と巡り合えたので、やはり「BTAJ2020」のような公の場で、私たちがやろうとしていることを世の中に発信することの大切さを実感しました。

編集部:今年は前回より「BTAJ2020」に対するテレビ取材が多かったことも、発信力の大きさに影響したかもしれません。

大島:おっしゃるとおり、ベビーテックの認知拡大にはメディアの力が欠かせないと思います。今回は特に、夕方のNHKのニュース番組に取り上げていただいたのが大きかったですね。「ステイホーム」や「3密の回避」が求められるウィズコロナ時代において、テクノロジーを活用し、子育てに対してどのような工夫ができるのかという視点は、より注目されていくと思います。

浜本:この番組で使われていた「ベビーテック元年」という言葉には、インパクトがありました。2020年は「子育てにテクノロジーを活用する」という概念が、ビジネスの世界では浸透しつつありましたが、まだまだ社会や生活者の方たちにまでは広まっていません。私たちは企業との共創を通じて、ベビーテックの製品やサービスを、より早く・より多くの育児・保育の現場に提供することで、生活者にもベビーテックを活用できていると実感いただくことを目指したいです。

大島:「ベビーテック元年」というキーワードは、大変ありがたい「追い風」だと考えています。2021年の終わりに、どれだけの生活者の方が、「今年はベビーテックを活用し始めた!」と実感していただける社会にしていけるか、私たちの目標にもなりました。

各分野のベビーテックをつなぎ、より豊かな子育て体験を提供する

編集部:今年の「BTAJ2020」では、「授乳と食事」「学びと遊び」「安全対策と見守り」「妊活と妊娠」「健康管理」「保育ICT」という6つの部門別に「大賞」と「優秀賞」、特別賞として「知育ロボット賞」「午睡見守りデバイス賞」「育児生活サポート賞」が発表されましたが、特に注目されたカテゴリーはございますか?

浜本:これまでのベビーテックには「時短・効率化」のイメージが強く、利用するパパ・ママのなかには罪悪感を抱く方がいたかもしれません。しかし、今回「授乳と食事」部門で大賞を受賞された「最長1週間の献立自動作成アプリ『ミーニュー』」や優秀賞の「親子で食べられる幼児食宅配サービス 『homeal』」は「時短・効率化」だけでなく、パパ・ママが笑顔で子育てするための余裕を提供し、それにより、子どもと一緒に過ごす時間を豊かにしてくれる点が素晴らしいと思いました。