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離れて暮らす家族の「つながり」をテクノロジーでサポートする「みてね」

編集部:たしかに「いいね」がつけられると、「なんで『いいね』をつけてくれないの!?」と実家の両親とケンカになってしまうかもしれませんね(笑)。


写真や動画にはコメントをつけることができる

白岩:なお、現在「いいね」は付けられませんが、写真や動画にコメントをつけることができます。その写真にまつわる「家族の思い出」や「アルバムに参加されているご家族のそのときの気持ち」を残せるわけです。

編集部:昔の写真アルバムにはそういうメモがついていましたね。あれはあとから写真を見返す時にとても役立ちました……。

 

「みてね」は離れて暮らす家族のつながりをサポートしている

編集部:「みてね」の利用者はおよそ750万人とのことですが、利用状況や感想はいかがですか?

白岩:現在は「イギリス英語・アメリカ英語・フランス語・ドイツ語・繁体字・韓国語」といった多言語展開もしており、利用者数は750万人を超えました。それから今回の新型コロナによって、アプリ内のコミュニケーション(投稿やコメント数)が2倍になったデータもあります。利用されている方からの感想として印象的なのは、家族の関係が暖かく親密になったことを喜ばれる声がとても多いことですね。たとえば、離れていても子育てを見守ってくれている気持ちになるとか、帰省したときはたいてい近況から説明しなければならなかったのに、「みてね」のおかげで最近の様子が伝わっているので垣根がなくなったというようなご感想もいただいています。ほかにうれしい感想としては、一般的にパパ・ママ双方の実家の交流は少ないと思うのですが、「みてね」のおかげで双方の実家の距離が縮まったという声もありました。

編集部:たしかに実家の親同士が会う機会は少ないですからね。孫を介して、「みてね」で自然にコミュニケーションが取れるわけでしょうか。

白岩:そうですね。また、私も実感しているのですが、大人になるにつれ、仕事も忙しくなり、自分の親との時間は少なくなっていきます。しかし、子どもが生まれると家族が再結集するというか、子どもを中心に家族がまた一致団結して関係が濃くなっていくように感じました。「みてね」がそのような家族のコミュニケーションの一助になっていれば、とても嬉しいです。

 

いつか親になる子どもに受け継がれ、「みてね」が一族のアルバムに?

編集部:今後の「みてね」の展開について教えてください。