BTA2023受賞商品発表!

離れて暮らす家族の「つながり」をテクノロジーでサポートする「みてね」


画像や動画は自動的に月ごとに整理される

編集部:せっかく撮った写真もなかなか見返す機会がないですから、そういう機能はとてもありがたいですね。

白岩:それから「みてね」では毎月、前月の写真を自動的にフォトブック形式で編集したデータを無料でお届けしています。それをそのままフォトブックとして注文することもできます。もちろん、自分で写真を入れ替えたり、コメントを加えるなどの微調整をしてから注文することもできます。こちらは「写真を形として残したい」という方に人気ですね。

編集部:それはすごいですね。アプリが写真を自動的に識別し、厳選してくれるわけですか?


毎月、自動的に選別された写真によるフォトブックを提案してくれる

白岩:撮影日時やコメントの有無などをみて、独自のルールで評価して自動作成しています。ほかには、「みてね」では写真にお気に入りマークをつけることができるのですが、「お気に入り」になっている写真が優先されたり、あとは画像認識技術で子どもの顔がきちんと写っている画像が選ばれるようにもなっています。パパ・ママ世代はもちろん、おじいちゃん・おばあちゃん世代で購入される方もいらっしゃいます。

編集部:シニア世代にとって、いちいちフォトブックの編集をしなくていいのはありがたいですね。

白岩:忙しいパパ・ママも、スマホに不慣れなシニア世代も簡単に使え、またひとつのアプリで画像・動画の「共有・整理・保存・フォトブック注文」まで可能なのは、「みてね」の特徴だと思います。毎日かわいい瞬間を撮影して、気軽に家族で共有するだけでなく、思い出がきちんと整理され、まとまったかたちで手軽に振り返って楽しめるというサイクルを大切にしています。

 

「祖父母世代」を含めた家族で楽しむためのさまざまな工夫

編集部:この「みてね」というサービスが開発されたきっかけについて伺えますか?

白岩:そもそも「みてね」が始まったのは、弊社会長の笠原に子どもが生まれ、大量の写真や動画を撮るようになったとき、それを家族に共有したいのにちょうどよいサービスがなかったというのがきっかけでした。どのサービスも操作しにくい部分があり、特に祖父母世代には難しすぎたりしました。そこからパパ・ママだけでなく、おじいちゃん・おばあちゃんなど家族みんなが楽しめるような写真共有アプリとして、「みてね」の開発がスタートしました。

編集部:取材前に「みてね」をダウンロードして使ってみたのですが、とてもシンプルでわかりやすい操作方法でした。これはどのような工夫をされているのでしょうか?