BTA2023受賞商品発表!

いつでもどこでも、気軽に一時保育を利用。ワンクリックで保育園と繋がる「mitete」の魅力

保護者と園双方にとって、シンプルで使いやすいシステムを追求

編集部:ここからは、miteteの開発経緯についてお話をうかがえますか?

岩方:5年程前に始めたサービスなのですが、当時は待機児童問題で、保育園の空きがない状況が続いており、保護者の方が一軒一軒電話して空きを探すという状況に対して何か出来ないかということで、プロジェクトが始まりました。その後、待機児童問題の反動から保育園側に空きが出始め、一時的にでも入ってくれたらといった要望も増え、現在の形に落ち着いた次第です。

編集部:保護者と保育園、双方のために作られたサービスだったのですね。

岩方:弊社のmitete事業責任者が昔、保育園に勤めていた経験があり、そういった専門的な目線からも、誰もが使いやすいシステムを模索しました。

また開発のなかで、2018年には福岡市で実証実験をさせていただき、本当に保育園や保護者の方が取り入れやすいシステムとはどういったものなのかを研究していたこともございます。

サービス開始からmiteteを導入する園が増えている

編集部:開発にあたって、大切にされたポイントについて教えてください。

岩方:「いかにシンプルで、使いやすいシステムにするか」ということですね。ワンクリックで地図上に近隣の保育園が表示されるところなど、複雑性を取り除き、誰でも悩まずに使えるような画面及びシステム設計をしております。同時に「保育園側の工数をいかに減らせるか」という点についても追求しております。

編集部:なるほど、ありがとうございます。「BabyTech® Award Japan 2021」でも、審査員の方から「ありそうでなかったニーズの高いコンテンツ」や「一時保育に対する保護者側の手間や不安を解消するアプリとしては目の付け所が素晴らしい」といいった講評がありましたね。「BabyTech® Award Japan 2021」は、どういった経緯で応募したのか教えていただけますか?

岩方:「多くの方にサービスを知っていただき、子育ての負担を軽減できたら」という思いで応募しました。優秀賞をいただいてからは、加盟したいという園が増えた気がしています。

「全国どこでも、気軽に一時保育が利用できる」社会を目指して

編集部:ありがとうございます。最後に、今後のサービス展開について教えていただけますでしょうか?

岩方:miteteは現在、東京都、神奈川県、千葉県といったエリアや、東北地方は宮城県、また福岡県、熊本県、佐賀県といった九州地方の一部の、約350の園でご利用いただけるサービスとなっております。

今後は、より多くの保護者の方や保育施設が利用できるように、対象エリアを拡大していきたいと考えています。近所だけでなく、お出かけ先や旅行先などでも利用できると、さらに一時保育の可能性が広がると思っています。