BTA2023受賞商品発表!

ベビーテックアワードジャパン2年連続大賞。乳幼児の安全と保育士の安心を支える「hugsafety 午睡見守りサービス」

小さなアップデートを積み重ねることでユーザビリティを向上

編集部:アップデートされた機能について教えてください。

湯浅:保育士さんからの声をもとにアプリの操作性、利便性を改善しました。具体的には「hugnote」上で欠席にチェックを入れると、その日の午睡チェックの対象から除外されるようになったり、お子さんの体調面について記載する特記事項を入力する際に、日時が自動で挿入されるようになったり、メニューや画面、自治体の監査の際に必要な午睡チェック表をより見やすくしたり、といった箇所となります。今後もこうした小さなアップデートを積み重ねることで利便性を高めていきたいですね。

編集部:「hugsafety 午睡見守りサービス」によってSIDS(乳幼児突然死症候群)が減少したという明確な成果は表れているのでしょうか。

湯浅:まだそういったデータは得られていません。弊社のサービスによって保育園で起きる睡眠中の死亡事故が減らせたという実証結果が得られるには、もうしばらく年月がかかりそうです。まずは保育士さんの負担軽減という形で貢献していければと考えています。

編集部:保育博2020でも「午睡見守り」をテーマにした製品が複数出展されていたことからも、ベビーテックにおいて大きなテーマのひとつだと言えますね。

湯浅:はい。日本国内に限らず世界的に見ても「午睡見守り」というテーマは注目度が高いです。ベビーテックが注目を浴び始めた数年前から多種多様なセンサーでアプローチした製品が盛んに開発されるようになりました。

2019年に続き、ベビーテックアワードジャパン2020(安全対策と見守り部門)で大賞を受賞

編集部:ベビーテックアワードジャパンでは2年連続で大賞を受賞されましたが、反響はいかがでしたか。ベビーテックの関心や高まりを感じる機会も多くなったのではないでしょうか。

湯浅:大賞をいただくのと、いただかないとでは全然違ったと思います。ただ、まだマーケットにベビーテックが浸透しきっていないと感じることも多いですね。この数年でベビーテックの関心度は格段に高まっているのを感じますが、海外に比べるとまだまだ、といった印象です。日本には子供は手をかけて育ててあげることを美徳とする文化が残っていることも少なからずあります。日本でも共働き世帯が増えましたが、女性が働きに出ることがなかなか難しいという社会的背景も影響しているのかもしれませんね。