BTA2023受賞商品発表!

ベビーテックアワードジャパン2年連続大賞。乳幼児の安全と保育士の安心を支える「hugsafety 午睡見守りサービス」

本サービスのポイント
  • IoT午睡センサーで就寝中の乳幼児の呼吸にともなう体動をモニタリング
  • 保育従事者の業務負担軽減を図るため常にアップデート
  • 2年連続でベビーテックアワードジャパン(安全対策と見守り部門)大賞を受賞

保育施設での死亡事故の約7割が睡眠中に発生していることをご存知でしょうか。SIDS(乳幼児突然死症候群)という病気や、窒息などによって平成30年には約60人の小さな命が失われました。乳幼児たちの安全を守りながら、保育士さんの心理的な負担軽減に寄り添う「hugsafety 午睡見守りサービス」について株式会社hugmo 代表取締役社長 湯浅 重数さんにお話を伺いました。

(お話を伺ったのは)

株式会社hugmo
代表取締役社長 湯浅 重数さん

エアーセンサーを搭載したマットとクラウドを組み合わせて午睡をモニタリング

編集部:「hugsafety 午睡見守りサービス」の特徴についてお聞かせください。

湯浅:エアーセンサーを搭載した非接触型ワイヤレスマットで午睡中の乳幼児の呼吸にともなう体動の状態をリアルタイムでモニタリングします。就寝中のお子さんの横隔膜の音はエアーセンサーで検知しています。エアーセンサーの利点はチューブ内に空気が入っているので柔らかく、快適な寝心地が得られること、そして通電していないため安全性が確保できることも採用の決め手となりました。

編集部:いろいろと利点があるエアーセンサーですが、保育の現場では使われてこなかったのでしょうか。

湯浅:もともとエアーセンサーは介護の現場では使われていました。しかし、介護用のエアーセンサーは4本程度だったため、乳幼児の横隔膜の音を検知することは困難でした。そこでエアーセンサーの数を8本に増やしたことで乳幼児の横隔膜の音が検知できるようになりました。また、呼吸を監視しているとレム睡眠か、ノンレム睡眠かも把握できます。睡眠が深いレム睡眠の時に起こしてしまうとなかなか泣き止んでくれませんから、睡眠の波がわかることは保育士さんにとってたいへん有益だと思います。

編集部:クラウドを利用していることも特徴だそうですね。

湯浅:はい。クラウドを活用することで保育士さんの午睡チェック業務の負担軽減をアシストしています。製品の性質上、センサーの誤動作はあってはなりません。トラブルを回避するために、さまざまな工夫を凝らしました。アプリ上で入眠を記録する操作を行うと、センサーが作動しモニターを開始します。また、お子さんの睡眠時の様子、いわゆる「午睡チェック」をクラウド上で記録することができます。お昼寝の時間は、連絡帳アプリへ自動で転記されるので入力作業の負担も図れます。