BTA2023受賞商品発表!

企業との共創でかなえたい「子育てのアップデート」

浜本:さまざまな企業とディスカッションを進めていますが、面白いのは「子育て」が多くの方にとって「共通の経験」であることです。現在、子育てをされている方も、かつてされてきた方もおられますが、普段はコミュニケーションの壁の厚い方でも、いざ子育てに関する話になると、かなり打ち解けていろいろお話しを伺うことができます。DNPが取り組むベビーテックにおいて、「テクノロジーを子育てのパートナーとして捉える」というメッセージも掲げていますが、その考えに深く共感いただくシーンも多いです。

大島:企業によって「子育て」に関するテーマはバラバラですが、どこに「共創のニーズ」がありそうか、探っているフェーズです。たとえばメーカーには、当社や当社とつながりのあるスタートアップ企業と、メーカー自身が持つ技術を提供しあうことで、いわば「3社共創」による新しいベビーテック製品を生み出す方向性がありそうです。また流通・小売など店舗を持つ企業の場合は、子連れのお客さまが大勢来店されるなかで、どう「不満・不便・不都合」を解消していくか山のようにテーマがあります。特に最近は新型コロナウイルスの影響により、子育て世代の外出にはさらに不安が高まっていますから、そのような状況下で、安心して来店いただき、お客さまに楽しんでいただくために、「ベビーテック」を活用できる余地は非常に大きいと考えています。

浜本:これらはあくまで一例で、当社としては「強み」に限るつもりはありません。「共創」というからには、まずはどんなことでも相談していただいて、必ず一緒に解決策を見つけていく、というスタンスです。間口は広く開けておりますので、ぜひいろいろな企業に「これはベビーテックで解決できますか?」と、お気軽にご相談いただきたいです。


「どんなことでも、まずはご相談ください」と微笑む大島さんと浜本さん

 

取材を終えて

新型コロナにより一時は開催すら危ぶまれていましたが、大日本印刷株式会社の協賛を受けたことで、すでに「BTAJ2020」にはNHKや大手新聞社などから取材の打診が来ており、今年も大いに注目を集めそうです。さらに多数の企業とつながりを持つ同社の活動により、「ベビーテック」という概念はビジネスの世界に広く浸透し始めるのではないでしょうか? 日本における「ベビーテック」の普及に大きな追い風になると思われ、今後の展開が非常に楽しみです!