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なにかと忙しい「共働き家庭の子ども」をしっかり見守る「goo of thingsいまここ」

君塚:ほかにも、「交通事故が多い場所」や「不審者情報があったエリア」をアプリのマップに「危険地域」として設定すると、そこに子どもが入ったときと、そこから出たタイミングで保護者に通知が飛ぶようになっています。これにより、なかなか子どもが危険地域から移動しない場合は親が駆けつけたり、持たせている携帯電話に電話するなどの対応ができるようになるわけです。また、GPS端末の中央部にある「いまここボタン」を押すと、保護者のスマホにすぐに通知を飛ばすことができます。これは子どもが助けを求めるための機能になります。

編集部:地域の「事故発生情報」や「不審者情報」は学校や自治体からお知らせが来ますから、そういうものを使えば良さそうですね。

君塚:また、「いまここ」は弊社が提供している総合防災アプリ「goo防災アプリ」と連携しており、その地域における「災害時の避難場所」「病院」「消防署」「自治体施設」などの位置を表示することができます。これは災害時、保護者が子どもの避難を誘導する場合に利用できると考えております。

 

使う人に優しい「シンプルさ」&「使い勝手」を追求したシステム

君塚:GPS端末の電池残量はスマホの専用アプリから確認できますし、残り20%と10%の段階で通知が送られます。これはうっかりミスでGPS端末の電池切れを防ぐための機能です。電池の持続時間は、GPSによる位置測定を90秒〜3分に1回行う設定では5〜7日間、3分〜5分に1回行う場合は10〜14日間です。

山岸:この電池の持続時間には、かなりこだわりました。共働きの家庭で忙しい週の半ばに、いちいち充電が必要になったらとても大変です。ですから最短の間隔(90秒)で位置測定を行なっても月曜日から金曜日までの5日間は持つよう、開発の段階でさまざまな工夫をしました。

君塚:GPS端末は「軽量化」や「防水性」が特徴です。子どもたちがランドセルや習い事のバッグなどにぶら下げて持ち歩くものですから、重くては大変ですし、雨に濡れることも想定されます。シリコンカバーが標準装備されているのは、落下した場合の破損を防ぐためです。


「いまここ」はランドセルなどに取り付けて使用する

編集部:他社からもいろいろなGPS端末を使った見守りサービスが提供されていますが、それらとの大きな違いはなんでしょうか?

君塚:特に弊社が比較対象としている製品との違いでご説明しますと、まず「GPS端末側からスマホに連絡できる機能」の有無です。「いまここ」には「いまここボタン」という「子どもから保護者に通知を送る機能」がありますが、比較対象としている他社製品には「いまここボタン」のような機能が付いておりません。もうひとつは防災情報との連携です。「いまここ」は専用アプリのマップ上に「goo防災アプリ」と連携した防災情報が表示されますが、これは他社製品との大きな差別化ポイントだと考えています。