BTA2024受賞商品発表

AI教材開発・提供企業のすららネットが子育て支援の新サービス「ほめビリティ・ペアレンティング」を今春開始

親子関係の好循環を作り出す、褒める子育てプログラムと実践サポートコミュニティ

— 下記はプレスリリースからの内容です —

AIを活用したアダプティブな対話式 ICT 学習教材の開発と提供を行う株式会社すららネット(本社:東京都千代田区、代表取締役:湯野川孝彦)では、学習習慣が身に付かない子どもをはじめ、不登校、発達障がいの子どもの子育てに悩む保護者を主な対象に、行動療法に基づく子どもの行動修正に焦点を置き、効果的な褒め方のスキルやテクニックを学ぶプログラムと、学びの実践を仲間とシェア、フィードバックを受けられるコミュニティ活動からなる子育て支援するサービス「ほめビリティ・ペアレンティング」を2024年5月13日からスタートします。参加申し込みは公式サイトから受け付けています。( https://surala.jp/homebility/ )

不登校、発達障がいの利用者増加を受け、悩みや不安の大きい保護者の支援も

不登校児童生徒は5年前の2倍で約30万人※1、発達障がいの児童生徒は10年前の4倍以上※2で約10万人となっています。子育てに悩みや不安を抱えている保護者も同様に増えていると言えます。

すららネットが開発・提供しているAI教材「すらら」は、学校、学習塾などの他にも個人の家庭学習にも利用されています。2013年に家庭学習サービスをスタートし、初めて学ぶ内容も一人で「わかる」「できる」という教材の特長などから、不登校や発達障がいの子どもたちの利用割合が増加してきました。そこで専任の臨床心理士も参画し2018年に子どもの発達支援室を開設。教材の提供による子どもの学習支援に留まらず、保護者の子育て支援として子どもとの関わり方を学ぶ「ほめビリティ講座」の開催や、不登校生の出席扱い制度利用のサポートなども行ってきました。

 子育て支援のひとつの「ほめビリティ講座」は、1960年代にアメリカの児童心理学者によって体系化されたペアレント・トレーニングを応用し、行動療法に基づく子どもの行動修正に焦点を置いた子どもへの褒め方や指示などの具体的な養育スキルを学ぶ保護者向けプログラムです。アンガーマネジメント、アサーティブコミュニケーション等の子育てに必要なテクニックやスキルを取り入れながら、子どもを褒める力=ほめビリティを身に着けていきます。

※1 出典:文部科学省「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
※2 出典:文部科学省「令和4年度特別支援学校教員特別支援学校教諭等免許状保有状況調査 」

親が子どもへの対応方法を学ぶことで子どもの行動を望ましい方向へと導く
教材会社ならではの理解・定着・実践プログラム開発と継続の仕掛け

「ほめビリティ講座」のトライアル期間では、臨床心理士によるオンライン講座の動画配信スタイルを試みました。ここでは講座の満足度が高い一方で、その後の継続率についての課題がありました。その理由は大きく2つ、1.「孤独(支えてくれる人がいない、ストレスがたまる、子どもに悪態つかれて心が折れそう)」、2.「疑問(やり方が合っているのかわからない、困ったり悩んだりした時どうしたらいいのかすぐ教えてもらえない)」にあることが受講者のアンケートからわかりました。

そこで、この度の新サービス「ほめビリティ・ペアレンティング」は、子どもの年齢・状況、子育てスタイルに基づいて共感しやすいグループ分けをしたオンラインコミュニティをご用意しています。習得した知識やテクニックを実践したら、コミュニティでシェアをします。シェアされた内容に対してメンターからのフィードバック、他の実践者からの応援リプライが来ることで、励ましやアドバイスをうけながら実践し続けられる環境を提供します。実践における孤独や疑問を解消し、しっかり身に着けることができます。 また、オンライン講座のレクチャー内容を隙間時間にスマホで見られるよう5分前後の内容でまとめるなど、多忙な中でも取り組みやすく改良しました。さらに演習問題、確認テストをWEBドリルで行えるようにすることで、知識を定着させてから実践に取り組めるようにしました。

テストサービス後の調査では、実践率82%※3、子どもの行動改善率96.4%※3という結果となりました。教材会社ならではの理解・定着・実践プログラム開発と継続できる仕掛けで、学びを確実に実践、身に着けられるサービスになっています。

すららネットでは、将来的に学校の先生、塾の講師など子どもたちの教育に関わる全ての大人向けサービスとして展開していくことも視野に入れています。そして「ほめビリティ」の普及によって、社会で活躍する子どもの育成に寄与していきます。

※3 対象:2023年1-12月のほめビリティ講座トライアル版参加者132名

サービス概要

サービス名

「ほめビリティ・ペアレンティング」

初回実施期間

2024年5月13日(月)~2024年7月5日(金)(申し込み締め切り)2024年5月1日(水)    

定員

150名(15~20人のグループに分けます)

サービス内容

<コース>

  1. 思春期前コース(お子様の年齢が3~10歳ぐらい)
  2. 思春期コース   (お子様の年齢が10~18歳くらい)

 <内容>

  1. ほめビリティプログラム
      ・レクチャー講座(オンライン)全23講座
      ・講座ごとの演習問題、確認テスト(Webドリル)
  2. ほめビリティコミュニティ(チャットツールを使用)
      ・実践シェア、グループの仲間から応援リプライ
      ・グループごとの担当メンターからのフィードバック
      ・臨床心理士へのアプリ内での質問(別途有料)

動作環境

お持ちのスマートフォンなど

参加費

初めて参加される方 18,480円(税込20,328円)/1期分
過去に参加された方 15,480円(税込17,028円)/1期分

参加方法

公式サイトからお申込みください( https://surala.jp/homebility/ )
参加期間の1週間前から随時案内していきます。

お問い合わせ

すららネット 子どもの発達支援室:user_support@surala.jp

株式会社すららネット

すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念とし、AIを活用したアダプティブな対話式 ICT 教材「すらら」と「すららドリル」を、国内では 約 2,600校の学校、塾等45万人を超える児童生徒に提供しています。全国の公立学校、有名私立中高、大手塾での活用が広がる一方で、発達障がいや学習障がい、不登校、経済的困窮世帯を含む生徒に学習の機会を提供するなど、日本の教育課題の解決を図ることで成長を続け、代表的な EdTechスタートアップ企業として2017年に東証マザーズ(現東証グロース市場)に上場しました。

・コーポレートサイト : https://surala.co.jp/
・サービスサイト     : https://surala.jp/