BTA2023受賞商品発表!

楽しみながらプログラミングが学べるロボティック・トイ「Sphero(スフィロ)」

 

子どもたちの学び、表現、創作の可能性を広げる「Sphero BOLT」

編集部:「Sphero BOLT」はどんなロボットですか。

鈴木:「Sphero BOLT」は透明のシェル(外装)の内部に8×8LEDドットスクリーンや赤外線通信、デジタルコンパス、光センサー、ジャイロスコープ、加速度計、モーターエンコーダーなどのプログラミングで利用可能な最新機能を搭載しています。耐衝撃性に優れたシェルは水洗いできるうえ、キズが付きにくいため、室内だけでなく屋外での使用も可能です。

(紹介動画はこちら)
Sphero BOLT

 

編集部:教育用ロボットという位置づけだそうですが、実際の教育現場ではどのように用いられているのでしょうか。

鈴木:国語、算数、理科など科目の垣根を越えて取り入れられています。一例を挙げますと、図工の授業でロボットをパレードの山車に見立てて装飾し、コースを走行させるという課題に子どもたちが取り組みました。動きのパターンや速さ、光り方などのプログラミングを行い、さらにその様子を子どもたちが撮影し、映像作品として仕上げていました。それ以外に特別支援学校では、防水という特性を活かし、筆の代わりに絵の具を塗ったロボットを転がし、キャンバスに色とりどりの絵を描くという授業なども行われました。


宝仙学園小学校の5年生の児童たちが作り上げた「光のパレード」

編集部:いろいろと工夫を凝らすことで、子どもたちも楽しく学べそうですね。

鈴木:先生方からは「子どもたちの食いつきが普段と全然違う!」と驚きにも似た感想をいただきました。

 

ピンポン玉サイズに最先端の技術を凝縮した「Sphero mini」

編集部:もう一方の「Sphero mini」についてもお聞かせください。

鈴木:教育用ロボットの「Sphero BOLT」に対して「Sphero mini」は家庭用ロボットという位置づけです。LEDスクリーン、防水性などは備えていませんが、顔の表情で本体の動きをコントロールできる新機能「フェイスドライブ」を搭載しています。無料のアプリ「Sphero Edu」にはプログラミングを共有できる機能があり、これを使えば世界中のユーザー同士とコード(ボールの行動パターン)をシェアして遊べます。カラフルなカラーバリエーションも魅力ですし、大きさもピンポン玉ほどで携帯にも便利です。