イスラエルは、経済協力開発機構(OECD)加盟国のなかで、出生率が平均値の2倍もあるそうです。
そんなイスラエルで、ベビーテックをテーマにしたスタートアップが生まれているという特集記事がありました。
Israel’s Baby-Tech Boom: 9 Startups for New Parents
こちらに取り上げられていたサービスをかいつまんでご紹介します。
Nanit
ベビーモニター(カメラ)を使用して赤ちゃんの睡眠パターンをリアルタイムで監視および分析して、睡眠に関する行動分析、専門家のアドバイス、睡眠のサマリーをビデオ化して提供してくれるサービスです。Amazonで買うことが出来ます。USですが…
Caring Eye
テディベアの頭のように形作られた、幼児用チャイルドシートモニターです。後ろ向きのチャイルドシートで赤ちゃんを撮影して追跡するし、仮に窒息などの緊急事態が発生したときにすぐに警告を受けられますので、運転に集中できる、というものです。
EarlySense
マットレスの下にモニタリング用のデバイスを配置して、患者の呼吸・心拍数・ベット上での動きを管理する病院向けのサービス。日本のスタートアップとも業務提携契約を結び、既に1億5200万ドルの調達を行っています。2004年の設立です。
Momsense
母乳育児を諦めないをテーマにしているプロダクトです。乳児用の聴診器のようなデバイスを使い。授乳時には、小さなセンサーとマイクを赤ちゃんの耳の下に置き、生理的な飲み込みのパターンを記録します。装置は記録されたデータを使用し、ミルクの流れ、量、および品質を測定および監視してくれます。
Wheelness Lifestyle
あらゆるベビーカーを電動車両に変えるためのアドオンホイールを開発したスタートアップです。低速でベビーカーを押すことができる内蔵充電式バッテリーが付いています。デバイスは、最大40分間動作します。
FreeWill
車椅子の両親が独立して自分の赤ちゃんを散歩に連れて行けるように、あらゆる車椅子をあらゆるベビーカーに接続できるカスタマイズ可能なアダプタを開発しています。
Nanobebe
母乳の栄養価を保つように設計された乳房形の哺乳瓶を開発しています。温暖化時間を短縮し、栄養素を損傷する温度からの過熱を防ぐことができるとのこと。その瓶のユニークなデザインによってミルクが冷蔵庫の中でより速く冷ませるようになっています。
MilkStrip
母乳検査のスタートアップです。設立社はイスラエルのWeizmann Institute of Scienceの分子生物学研究者です。サンプルを分析し、欠乏や問題を治療するための推奨食事を提供するモバイルアプリに送られます。同社の最初の製品は、事前に搾乳して冷凍した母乳を対象としており、冷蔵や霜取りが品質に悪影響を与えているかどうかをテストするためのもの。
babyTRACKS
babyTRACKSは、両親が自閉症などの遅れについて自分の子供の発達を監視し、支援するためのサービスです。それぞれの子供のパーソナライズされた発達プロファイルを構築します。発達遅滞を早期に捉えて治療するために、保護者への動機付けを行います。
babyTRACKSを使用すると、ユーザーは自分の子供の生活の中で発達上のマイルストーンを記録したデジタル日記を作成できます。子供の進歩と発達に関連した統計を見ることができます。
かいつまんで紹介しましたが、科学的根拠+モニタリングデバイス+スマホアプリで可視化という、ベビーテックの三大要素が盛り込まれているサービスが多いですね。別の記事で、別途詳しく書いていきたいと思います。