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育児をサポートするベビーテックの可能性に眞鍋かをりさんも興味津々!保育博2019会場レポート(後編)

記事のポイント
  • タレントの眞鍋かをりさんとまあせんせい(菊地政隆さん)によるトークショー「ママ・パパ・保育者を助けるベビーテックって?!」を開催
  • 人気絵本「くまのがっこう」作者 あいはらひろゆき先生のトークショー、保育士の2人に1人が利用するWebサイト「HoiClue」の運営から見た保育の現場についてなど興味深いセミナーを開催

2019年6月7日(金)~8日(土)の2日間、新宿NSビル・イベントホールにて開催された「保育博2019」。会場レポートの後編となる本記事では2日目となる6月8日(土)にメインステージにて行われたトークショーの様子を中心にレポートします!

眞鍋かをりさん、まあせんせい、パパスマイル永田

 

大きな進歩を見せるベビーテックにますます期待!トークショーに眞鍋かをりさん まあせんせいが登壇

育児や保育での苦労や課題をバックアップしていく役割として期待されている「ベビーテック」をより多くの人に知ってもらうために「ママ・パパ・保育者を助けるベビーテックって?!」と題したトークショーが行われました。ご自身も3歳のお子さんをもつママでもあるタレントの眞鍋かをりさん、まあせんせいの愛称で保育の現場を中心に活躍する菊地政隆さん、株式会社パパスマイル 代表取締役 永田哲也の3名がメインステージに登壇。和やかな雰囲気の中、息の合ったクロストークが展開されました。

華やかなトークショーに多くの人が詰めかけました

トークショーに先立ち、「Baby Tech Award Japan 2019」の実行委員長で株式会社パパスマイル 代表取締役の永田哲也から子どもたち、ママやパパ、保育者を手助けするベビーテックについての説明が行われました。この度実施された「Baby Tech Award Japan 2019」は①授乳と食事、②学びと遊び、③安全対策、④妊娠、⑤健康管理、⑥施設管理という6つのジャンルで構成されたこと、優れた製品やサービスが多数応募されたことなどを来場者に向けて、解説したことでトークショーの期待値もグッと高まりました。

ご自分の育児経験をもとに笑顔でお話される眞鍋かをりさん

タレントの眞鍋かをりさん。
「ベビーテックが子どもたちの成長の助けになるといいですね!」

これまで「ベビーテック」という言葉自体を耳にしたことがなかったという、タレントの眞鍋かをりさん。現在3歳半のお子さんが生まれたばかりの頃、育児に役立ちそうなスマホアプリをたくさんダウンロードしたものの、使い勝手の点で納得のいくアプリとはなかなか巡り合えず、不満を感じていたそうです。「『Baby Tech Award Japan』というお墨付きがあることが使う人にとって大きな安心感につながると思います」とユーザーの視点に立った意見を述べていました。また、お子さんがごはんを積極的に食べようとしないことに日々苦心を重ねているとのこと。そういった自身の経験もあり、食べない子向け、なかなか寝ない子向けといった、ジャンルにとらわれず一人ひとりの性格や個性に寄り添った製品やサービスの充実を提案するなど、今後のベビーテックに大きな期待を寄せていました。「ベビーテックが子どもたちの健やかな成長の助けになるといいですね。ママやパパたちに余裕がうまれれば、きっと子どもたちにもそれが伝わると思います」
また、個人的に興味を抱いた製品は、妊娠部門の大賞に輝いた「Melody i(メロディ・アイ)」(メロディ・インターナショナル株式会社)。かつてご自身が妊娠中に同様の機器を貸与されたことがあったそうです。その時は昔のショルダー型携帯電話ぐらいの大きさだったとのこと。わずか数年のうちに非常にコンパクトになり、遠隔での情報伝達ができるなど、著しい進歩を遂げていたことに衝撃を受けたことを明かしました。

保育現場を中心に活躍されているまあせんせいこと菊地政隆さん

「BabyTech Award Japan」では審査員も務めた菊地政隆さん(まあせんせい)

学校法人 菊地学園理事長でありながら、静岡第一テレビで歌のお兄さんとしても活躍するまあせんせいこと、菊地政隆さん。「どの製品、サービスも甲乙つけがたく、エントリーシートからも各社の熱意がひしひしと感じられました」と審査員を務めた「BabyTech Award Japan」を振り返っていました。また、ご自身のお仕事での経験から、「ICTが進化したことで現場の離職率も下がりました。テクノロジーを取り入れることは今までのやり方を否定することではなく、効率化や使いやすさをプラスすることだと思います」とお話くださいました。

 

“遊び”と“学び”のプラットホーム「HoiClue(ほいくる)」が保育士たちから圧倒的な支持を得るワケ

日々新しいチャレンジに奮闘する雨宮みなみさん

こども法人キッズカラー 代表取締役CEOで保育士の雨宮みなみさんが登壇し、「保育士の2人に1人が利用するHoiClueの運営から見る、保育の現場」をテーマにセミナーが開催されました。複数の保育園で6年間子どもたちと接してきた雨宮さんが職場での経験を通して、9年前に立ち上げたWebサイトが「HoiClue」です。理想の保育の在り方、就職や離職についてのアンケートを実施するなど、保育士を対象としたさまざまな取り組みを紹介。「単にアイデアを提供するだけでなく、子どもたちや保育士の視点に立ち、探求できる場所(サイト)であり続けたい」とこれからの意気込みを語っていました。

 

「くまのがっこう」の作者 あいはらひろゆき先生が子どもたちに伝えていきたい「絵本のちから」

「絵本はもっとも幸せに満ちたメディア」と語る、あいはら先生に現役保育士のみなさんが質問をぶつけました

人気絵本「くまのがっこう」の作者 あいはらひろゆき先生のトークショーでは「くまのがっこう」の制作秘話や大切にしていること、あいはら先生が考えるいい絵本の条件などを紹介しました。トークショー後半では現役保育士4名が運営するインスタグラム「teacherys」へ寄せられた絵本や読み聞かせにまつわる質問にあいはら先生が回答。保育士のみなさんとあいはら先生の微笑ましい掛け合いが客席の笑いを誘っていました。

第2回保育博は2020年6月を予定しています

<取材を終えて>

大盛況のうちに幕を閉じた第1回保育博と「BabyTech Award Japan 2019」。授乳と食事から、学びと遊び、安全対策、妊娠、健康管理、施設管理までさまざまな製品やサービスが一堂に介す光景に改めて市場の可能性を感じるとともに、ますますベビーテックの認知度向上が不可欠だと実感しました。「ベビーテックはまだまだ伸びしろがありそうですね」と、眞鍋かをりさんがコメントしたように第2回保育博ではベビーテックがどれだけ認知され、子どもたち、ママやパパ、保育者すべての人たちの子育て、生活に幸せをもたらす製品やサービスが披露されるのか、今から期待が膨らみます。