医療や介護で活用するIoTにおける「どうやってスマートデバイスを身につけてもらうのか問題」に対し、スマートタトゥーというアプローチがあるようです。これは面白いですね。
健康状態で色が変わる「スマートタトゥー」発表。ヘルス系トラッカーの電源や接続性問題を解決するかも?
人の体の状態をモニタリングして健康状態を把握するウェアラブルデバイスが登場して久しく、その中でもスマートバンドは私たちが手軽に入手できるデバイスのひとつですが、その多くは使用時のどこかのタイミングで必ずネットワークに接続する必要があり、また電池寿命の問題も抱えています。
(中略)
ただ、生体の状態変化がそのまま色の変化という形で表現されるという性質から、体調の変化に関しては非常に高い精度が期待でき、もし今後、生体感受性インク(とそれに関連する技術)の検知できる情報の幅が拡大したならば、少なくともヘルスケア機能を持つウェアラブルデバイスの在りようを大きく変える可能性があります。
この引用させて頂いた部分がポイントで、デバイスを身につける行いはコストが高い。デバイスの維持コストはもちろんのこと、身につけるという行いが高コストになります。体調の変化をどう学習するかという課題は山積しているでしょうが、生体感受性インクの技術が発展すればキラーコンテンツになるかもしれません。もちろん、値段の問題もありますので、まずは限定的な医療分野で使われるでしょう。楽しみです。
The dermal abyss: interfacing with the skin by tattooing biosensors