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慶應義塾大学病院が小児頭蓋顔面センター内に「赤ちゃんの頭のかたち外来」を開設、株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO大野秀晃、以下当社)が開発製造する、赤ちゃんの頭のかたちを矯正するヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」を用いた頭蓋矯正治療の受診が可能となりました
赤ちゃんの頭のかたち(歪み)に対する治療等についての社会的関心が高まる中、慶應義塾大学病院小児頭蓋顔面センター内に「赤ちゃんの頭のかたち外来」が開設されました。
慶應義塾大学病院の「赤ちゃんの頭のかたち外来」では乳児の頭蓋変形に対し、病気によって歪みが生じているのか、または位置的変形(主に寝ている時の頭の向きが原因で生じるもの)なのか、適切な鑑別診断(頭蓋健診)を受け状況に応じた治療を受けることが可能となります。また診療には、当社専門スタッフが参画し、医師とともに、赤ちゃんおよびご家族に寄り添ったサービスを提供してまいります。
初診を担当する医師について
慶應義塾大学医学部 形成外科 専任講師
慶應義塾大学病院 小児頭蓋顔面(クラニオ)センター 副センター長
坂本 好昭(さかもと よしあき)
- 略歴
2005年 慶應義塾大学医学部卒業
2007年 慶應義塾大学医学部 形成外科入局
2008年 都立清瀬小児病院 小児外科 医員
2009年 慶應義塾大学医学部 形成外科後期臨床研修医
2010年 独立行政法人国立病院機構東京医療センター 形成外科 常勤医
2011年 慶應義塾大学医学部 形成外科助教
2013年 フランス ネッカー小児病院 留学
2014年 慶應義塾大学医学部 形成外科助教
2016年 慶應義塾大学医学部 形成外科専任講師 - 認定資格・所属学会
日本形成外科学会専門医
日本頭蓋顎顔面外科学会専門医
日本皮膚腫瘍外科専門医
小児形成性外科分野指導医
日本頭蓋顎顔面外科学会 代議員
クラニオシノストーシス研究会 世話人InternationalSocietyofCraniofacialSurgery,ActiveMember
AsianPacificCraniofacialAssociation,ActiveMember
European AssociationforPlasticSurgeons,CorrespondingMember
AmericanAssociationofPlasticSurgeons,ActiveMember
慶應義塾大学医学部 脳神経外科 専任講師
慶應義塾大学病院 小児頭蓋顔面(クラニオ)センター 副センター長
三輪 点 (みわ ともる)
- 略歴
2001年 広島大学医学部卒業
2001年 慶應義塾大学医学部研修医(外科学)
2002年 平塚市民病院脳神経外科
2003年 国立病院東京医療センター脳神経外科
2004年 慶應義塾大学医学部脳神経外科 助手
2005年 慶應義塾大学医学部大学院博士課程入学
2005年 東京慈恵会医科大学脳神経外科
2006年 慶應義塾大学病院救急科
2009年 慶應義塾大学医学部大学院博士課程修了
2009年 東京慈恵会医科大学小児脳神経外科助教
2011年 足利赤十字病院脳神経外科
2013年 慶應義塾大学医学部脳神経外科 助教
2017年 慶應義塾大学医学部脳神経外科 専任講師 - 認定資格・所属学会
日本脳神経外科学会専門医
日本小児神経外科学会認定医・評議員
日本神経内視鏡学会技術認定医・評議員
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本脳卒中学会専門医
赤ちゃんの頭のかたち外来開設にあたって、坂本・三輪両医師よりコメント
当院では1981年から頭蓋骨縫合早期癒合症をはじめとする生まれつき頭や顔に変形をもつ患者さんの治療を行ってまいりました。
2013年より組織を一新し、小児科、脳神経外科、形成外科を中心とする小児頭蓋顔面(クラニオ)センターを設立し、この10年間で200例以上の頭蓋骨縫合早期癒合症への治療を行ってまいりました。そのため、通常診療では多くの赤ちゃんの頭のかたちを心配される方々の受診が多くあります。多くの方は病的なものではなく、寝ぐせによる位置的斜頭症です。
位置的斜頭症はヘルメットによる治療が一般にも新聞等のマスメディア、SNSで発信されておりますが、当センターは自費診療は行わないという方針でおりました。しかしながら、頭蓋縫合早期癒合症でありながら、位置的斜頭症と診断されヘルメット治療で経過観察されたという患者さんの治療を数人経験することとなりました。
そういった経験と、頭蓋を専門とする施設でのヘルメット療法を希望する多数のご家族の声から、位置的斜頭症も、病的な頭蓋骨縫合早期癒合症と診断・治療できる施設での治療が望ましいと考え、当センターでも治療を開始することといたしました。