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うるるの調査によると、子どもの写真のSNS投稿、プライバシー対策や配慮をしている保護者は9割超。きっかけは「子どもへの悪質犯罪に関するニュース」が6割

~えんフォト、子どもの写真のSNS投稿に関する保護者のプライバシー保護意識調査を実施~

— 下記はプレスリリースからの内容です —

労働力不足問題解決のリーディングカンパニーとして、複数のSaaSを展開する株式会社うるる(東京都中央区 代表取締役社長:星 知也)が運営する、保育園・幼稚園向けのオンライン写真販売サービス「えんフォト」は、未就学児をもち、SNSに子どもの写真を投稿したことがある保護者171名を対象に「子どもの写真のSNS投稿に関する保護者のプライバシー保護意識調査」を実施いたしました。

https://en-photo.net/

調査サマリー

  • 自身の子どもの写真をSNSへ投稿する際に、 何かしらのプライバシー対策や配慮をしている人は9割を超え る(91.8%)。具体的には 「アカウントの公開範囲を制限する」 が半数(50.3%)を占め、次いで1.8ポイント差で 「裸や下着姿(オムツ姿含む)など肌の露出が目立つ写真は投稿しない」 (48.5%)。<結果4,5>
  • その理由は 「プライバシー対策や配慮をするのは当たり前だと思うから」 (56.1%)が最も多く、次いで「投稿した写真は取り消せないため(デジタルタトゥーによる子どもの将来への影響を考えて)」(54.4%)、「誘拐やストーカーなどの犯罪に巻き込まれる可能性があるため」(53.8%)。<結果6>
  • 6割以上が「子どものへの悪質犯罪に関するニュース」をきっかけ に、自身の子どもの写真をSNSに投稿する際にプライバシー対策や配慮をしていることが判明。<結果7>
  • 実際に プライバシー対策や配慮をし始める年齢は「0~1歳」が7割を超える (71.3%)。<結果8>
  • 半数以上(53.8%)が自身の子どもが通っている 園のSNSにおいて、子どもの写真を掲載することに許諾している。一方で、3割以上(33.3%)が「そもそも許諾確認を受けていない」 と回答。<結果12>
  • 園によるSNS投稿(園児の写真投稿含む)に対して、 43.3%の保護者が「園児の個人情報が特定されてなければ問題ないと思う」と回答 。次いで「投稿しても良いが、園児の写真を投稿する場合は顔を隠してほしい」(24.0%)という結果に。<結果13>

調査背景

情報収集や情報交換などを目的に、子育てをする上でもSNSを利用するケースが増えています。「えんフォト」が2023年12月に行った調査※では、実親と義親のどちらか、もしくは両方へ子育て相談をしないと回答した方の「子育てに関する情報収集の仕方」で最も多かったのは「インターネット」(40.6%)、次いで「SNS」(38.8%)という結果が判明しました。 また実保護者や義保護者へ、写真を含む子どもの近況を共有する際にもSNSが最も多く利用されていることが分かり、子育てをする上でSNSは保護者が気軽に使えるコミュニケーションツールであることが伺えます。一方で子どもの写真をSNSに投稿することにはリスクが潜んでおり、子どもへの悪質犯罪につながる可能性も少なくありません。そこで「えんフォト」では、子どもの写真のSNS投稿に関する保護者のプライバシー保護意識調査を実施しました。

※【子育てに関する情報収集と保護者世代との価値観の違いに関する調査】: https://www.uluru.biz/news/12859

調査結果

結果1

自身の子どもの写真をSNS(LINEは除く)で投稿するかについて質問したところ「過去にはしていたが、現在はしていない」が3割を超える(36.3%)結果となりました。次いで「2~3カ月に1回」(18.7%)、「週に1回程度投稿する」(14.6%)となりました。

結果2

自身の子どもの写真をSNSに投稿する(していた)理由については6割(60.2%)が「家族や友達・知人に近況や成長を伝えたいため」と回答しました。また「子どもの成長記録として残したいため」も半数を超えて(54.4%)います。

結果3

自身の子どもの写真をSNSに投稿してよかったことについては「友達・知人に子どもの近況や成長を伝えることができ、コミュニケーションの機会を創出できた」がおよそ6割(59.1%)と、「祖父母やその他の家族に子どもの近況や成長を伝えるができ、コミュニケーションの機会を創出できた」(32.2%)よりも多い結果となっています。

「その他」を選択された方へ自由回答で質問したところ、「子供が病気になったときに、たくさんの助言や今後の行動などを一緒に考えてくれる人がたくさんいるから」、「疎遠になっていた友達からの反応があり連絡を取るようになった」といった回答も寄せられました。

結果4

自身の子どもの写真をSNSに投稿する際のプライバシー対策や配慮については、9割以上(91.8%)が「プライバシー対策や配慮をしている」と回答しました。

結果5

「自身の子どもの写真をSNSに投稿する際に、何かしらのプライバシー対策や配慮している」と回答した方にどのようなプライバシー対策や配慮をしているのかを質問したところ、「アカウントの公開範囲を制限する」が半数(50.3%)を占めました。次いで、僅差で「裸や下着姿(オムツ姿含む)など肌の露出が目立つ写真は投稿しない」(48.5%)、「住所や所在地を特定されないように、位置情報を入れない」(45.0%)という結果でした。

結果6

「自身の子どもの写真をSNSに投稿する際に、何かしらのプライバシー対策や配慮している」と回答した方に

その理由について聞いたところ、最も多かったのが「プライバシー対策や配慮をするのは当たり前だと思うから」(56.1%)でした。次いで「投稿した写真は取り消せないため(デジタルタトゥーによる子どもの将来への影響を考えて)」(54.4%)、「誘拐やストーカーなどの犯罪に巻き込まれる可能性があるため」(53.8%)。また「写真を無断転載されたり、児童ポルノなどに利用されたりする危険性があるため」(51.5%)、「子どもの肖像権やプライバシーの侵害になる可能性がある」(50.9%)も半数以上にのぼります。

結果7

「自身の子どもの写真をSNSに投稿する際に、何かしらのプライバシー対策や配慮している」と回答した方にそのきっかけについて質問したところ「子どもへの悪質犯罪に関するニュース」が61.4%と6割を超える結果となりました。次いで「子どもの写真をSNSに投稿する危険性に関する記事」も52.0%と半数を超えています。

また「その他」を選択された方に自由回答で質問をしたところ、以下の回答が寄せられました。(一部抜粋)

  • X(旧Twitter)で注意喚起のつぶやきを多くみたので配慮している
  • ニュースで小さな子どもの誘拐が話題になったとき。何かがあってからでは遅いので、SNSに載せたい気持ちはあるが控えるようにしている
  • 日本は性教育がまだまだ浸透していないので、親の自分が子どもを守らないといけないと感じている。
  • ショッピングモールのトイレ周りや公園・学校周りで子どもの写真を撮っている人がいるという情報が多々あり、SNSで子ども自身の情報を特定されないように対策をしなければならないと思った
  • 子どもも含め個人の権利が確立している時代なので、いくら親でも子どものプライバシーは守るべきだと思う
  • 昨今はプライバシーなど関係なくネットリテラシーも変わっているため自分の子供は守らなければと思う
  • 世の中での児童を巻き込んだ事件の多さ

結果8

「自身の子どもの写真をSNSに投稿する際に、何かしらのプライバシー対策や配慮している」と回答した方に子どもが何歳ごろの時からそれらを開始しているかについて聞いたところ「0歳~1歳」の割合が71.3%と7割を超える結果となりました。

結果9

「自身の子どもの写真をSNSに投稿する際に、何かしらのプライバシー対策や配慮している」と回答した方に、子どもの友達などが写っている写真をSNSに投稿する際に、事前にその保護者に掲載許可を得ているかを質問したところ、8割以上(86.0%)が「掲載許可を得ている」と回答しました。

結果10

「自身の子どもの友達などが写っている写真をSNSに投稿する際に、事前にその保護者に掲載許可を得ている」と回答した方に その理由について聞いたところ 「子どもに限らず、他人が写っている写真を投稿する前に許可を得るのは当たり前だと思うため」(63.2%)が最も多く 「友達などの顔が特定されトラブルに巻き込まれないようにするため」も半数以上(52.6%)にのぼりました。 また4割近く(39.2%)が「保護者同士の人間関係のトラブルにつながることは未然に防ぎたいため」を選択しています。

結果11

自身の子どもが通っている保育園や幼稚園でSNSをやっているか、また園児の写真を投稿しているかについて質問したところ6割以上(61.4%)が「SNSをやっていない」と回答しました。またSNSをやっていて「顔が特定される状態で園児の写真を投稿している」は19.9%、「顔が特定されてない状態で園児の写真を投稿している」は11.7%という結果となり、子どもの顔が特定される状態で写真投稿をする園の方が多いことがわかりました。

結果12

自身の子どもが通っている園のSNSにおいて、子どもの写真を掲載することに許諾しているかについては

半数以上(53.8%)が「許諾している」と回答しました。また「許諾していない」が1割弱(12.9%)に対して、「そもそも許諾確認を受けていない」と回答した方は3割以上(33.3%)という結果になりました。

結果13

許諾の有無に関わらず、園によるSNS投稿(園児の写真投稿含む)に対してどう思うか聞いたところ、「園児の個人情報が特定されなければ問題ないと思う」が43.3%と最も多い結果となりました。次いで「投稿しても良いが、園児の写真を投稿する場合は顔を隠してほしい」が24.0%となりました。

結果13の質問の選択肢を選んだ理由を、自由回答で質問しました。

<園児の個人情報が特定されなければ問題ないと思う>
・これから入園を控えている方にとっては園での子どもたちの表情、雰囲気が伝わるかと思う
・プライバシーさえ保護されていれば、我が子が楽しんでいる姿が公開されるは嬉しいため
・園での普段の様子が分かるし、祖父母や親戚にも見てもらえるため。個人情報が特定されない状態であれば良いかと考えている

<投稿しても良いが、園児の写真を投稿する場合は顔を隠してほしい>
・園での様子は見たいのでむしろ投稿してほしいが、やはりこのような時代であるため、個人情報なので顔がわかるような写真は控えるとか、スタンプなどで加工するなど配慮してほしい
・幼稚園のSNSは保存ができないが制限なく誰でも見られるので顔を覚えられて事件に巻き込まれる恐れがあるのは怖いなと思う。せめて顔写真を載せるのであれば、その写真を見られる人も幼稚園に通っている人だけにするなど何かしらの制限は欲しいと思ったため

<投稿をシェアできたり、園の様子がわかるのでありがたい>
・「身内だけ」のような制限つきで掲載してくれるのであれば、園の様子が分かるのはメリットでしかない。不特定多数の方の目に触れるのは、児童ポルノや誘拐などに巻き込まれたくないのでやめてほしい
・まだ子どもが幼く、その日の幼稚園での出来事が上手に伝えられないこともあるため写真つきで内容を伝えてもらえてありがたい
・園のSNSで普段の園での様子をみることができるのでありがたい。名前を隠すなど配慮しているので問題ないとは思うが、園の関係者しか見られないようにしてもらいたい

<特に何も思わない(気にしない)>
・正直顔写真だけでは本人や家族の生活に影響は出ないと考えているため
・危険性をそこまで気にしていない 
・名前と顔が一致しなければ問題ない

<できるだけ園児の写真が含まれた投稿は控えてほしい>
・この園にこの子がいる、と特定されるのが嫌だから
・昨年までは園のHPで毎日の様子が親以外でも見られる状態であり、その事がとても気になっていた。現在は、保護者のみアプリにて日々の様子が公開されているので少し安心できた

<SNSアカウント自体も持たないでほしい>
・どのような形であれ自分以外の保護者の手元に我が子の写真が公開されることに不安がある
・最近、誘拐や強姦など幼い子が事件に巻き込まれることが多いので自分の子もそうなってはどうしようと不安はあるので、晒されない方がまだ危険性は減るのかと思う
・自分たちのわからないところで写真を悪用されたらいやだから。そもそもアカウントがなければそのようなことは発生しないと思うから

<その他>
・そもそも、保護者に承諾なく投稿するのは、常識的に見ても、あり得ない行動だと思う。必要最低限、承諾の有無は必要だと思う
・園の関係者しか見られないようにプライベートアカウントになっているのと、SNSに投稿する前に保護者に手紙などで承諾できるのか?確認など取ってからなら良いと思う

考察

株式会社うるる 執行役員/おもいで事業グループ管掌 田中偉嗣

保護者が子どもの写真をSNSに投稿してよかったこととして、「友達・知人に子どもの近況や成長を伝えることができ、コミュニケーションの機会を創出できた」(59.1%)が最も多く、また祖父母やその他の家族に対しても同様の機会を創出できたという回答も3割(32.2%)を超えていることから、SNSに子どもの写真を投稿することが家族や知人など身近な方とのコミュニケーション機会になっていることが伺えます。

一方で実際に子どもの写真をSNSに投稿する上では、9割以上(91.8%)の保護者がプライバシー対策や配慮をしていることが判明し、そのきっかけとして最も多かったのが「子どもへの悪質犯罪に関するニュース」(61.4%)ということがわかりました。直近でも子どもへの性犯罪に関する報道が相次いでいることから、保護者側の防犯意識も高まっていると考えられます。

特に、どのようなプライバシー対策や配慮をしているかについて聞いた際に「裸や下着姿(オムツ姿含む)など肌の露出が目立つ写真は投稿しない」の回答が半数近く(48.5%)である一方で、「裸や下着姿(オムツ姿含む)など肌の露出が目立つ写真は一部をスタンプなどで隠す」は9.4%と1割にも満たない結果から、犯罪につながる可能性が高まりやすい写真は端から「投稿しない」と判断し、徹底的に防犯対策をしていることが見て取れます。

また子どもの写真をSNSに投稿する際にプライバシー対策や配慮をする理由においては「投稿した写真は取り消せないため(デジタルタトゥーによる子どもの将来への影響を考えて)」(54.4%)、「子どもの肖像権やプライバシーの侵害になる可能性があるため」(50.9% )の回答がそれぞれ半数を超えていること、また実際にプライバシー対策や配慮をし始めたのは際の子どもの年齢に関して「0~1歳」の回答割合が7割(71.3%)を超えていることから、「赤ちゃんだからSNSに投稿しても問題ない」という考えではなく、「子どもは、保護者から独立した固有の人権をもっている」ことの意識が強まっているのではないでしょうか。

最後に保育園・幼稚園によるSNS投稿(子どもの写真投稿含む)については、「園での普段の様子や成長を見ることができるため嬉しい」といったポジティブな声がある一方で、大前提として「園児の個人情報が特定されないようにプライバシー対策や配慮をしてほしい」という回答が大変多く寄せられました。保護者側の「子どもの写真をSNSに投稿することのプライバシー保護意識」が高まっている中で、園・施設側にも同レベルの意識・対応が求められていると考えられます。 また「在園する子どもの保護者や園関係者しか写真を公開しないでほしい」といった声もあり、園やクラスごとに管理でき、子どもの園での様子・写真を気軽に閲覧・購入することが可能な「えんフォト」をはじめとした幼稚園・保育園向けオンライン写真販売サービスは、子どもを守るうえでも必要なサービスになってくるのではないかと感じています。

調査概要

  • 調査名:子どもの写真のSNS投稿に関する保護者のプライバシー保護意識調査
  • 調査対象:0~6歳までの未就学児をもち、SNSに子どもの写真を投稿したことがある保護者
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2024年2月9日~2月18日
  • サンプル数:171名

えんフォトは、これまで全国約4,600園以上で導入され、累計約27万人(2023年12月末時点)の保護者が利用している保育園・幼稚園向けのオンライン写真販売サービスです。子どもたちの体験や成長、それに伴う笑顔を写真に残すことで、家族の大切な“思い出づくり”に貢献してきました。

今後も、子どもたちの思い出を大切にするために保育のICT化を推進し、保育に関わる全ての方に喜んでいただけるよう、さらなるサービス拡充に取り組んで参ります。

えんフォトとは

https://en-photo.net/

「世界中のファミリーにもっと幸せな思い出を届けよう」

えんフォトは、WEB上で『写真展示』『販売』『購入・決済』などすべて完結する、幼稚園・保育園/保護者向けオンライン写真販売サービスです。

●WEBで園の写真を選択・購入可能
園が撮影した写真をアップロードし、保護者に写真公開のお知らせメールを一斉送信。保護者はWEB上で写真を選び、注文すると5営業日以内に写真が届く仕組みです。園側はWEBにアップロードするだけなので、プリントや掲示の手間を一切かける必要がありません。

●我が子をすぐに見つけられる!顔認証機能
顔認証機能がついているので、保護者が我が子の写真を簡単にピックアップできます。認証した写真を優先的に表示できるので、写真を探す手間が省けます。

●フォトグラファーがいなくても大丈夫!「えんフォト」が園にフォトグラファーを派遣するサービスも
「うるる」はクラウドソーシング事業「シュフティ」も運営しています。クラウドワーカーであるフォトグラファーを園に手配しますので、依頼するフォトグラファーがいない園でも子どもたちの可愛い写真を撮ることができます。

うるるグループ 概要

株式会社うるるhttps://www.uluru.biz/

設立:2001年8月31日
所在地:東京都中央区晴海3丁目12-1 KDX晴海ビル9F
代表者名:星 知也

事業内容:
◆CGS(Crowd Generated Service)事業 ※CGSとは、クラウドワーカーを活用したうるる独自のビジネスモデル
・電話代行サービス「fondesk(フォンデスク)」https://www.fondesk.jp/
・入札情報速報サービス「NJSS(エヌジェス)」https://www2.njss.info/
 「nSearch(エヌ・サーチ)※1」https://nsearch.jp/
・幼稚園・保育園向け写真販売システム「えんフォト」https://en-photo.net/
・出張撮影サービス「OurPhoto(アワーフォト)※2」https://our-photo.co/

◆クラウドソーシング事業
・プラットフォーム「シュフティ」の運営 https://app.shufti.jp/

◆BPO事業 ※3
・総合型アウトソーシング「うるるBPO」https://www.uluru-bpo.jp/
・高精度のAI-OCRサービス「eas(イース)」https://www.uluru-bpo.jp/eas/
・障害者雇用トータル支援サービス「eas next(イース ネクスト)」https://lp.uluru-bpo.jp/easnext/

※1 株式会社ブレインフィードにて運営
※2 OurPhoto株式会社にて運営
※3 株式会社うるるBPOにて運営

サービスに関するお問い合わせ先

株式会社うるる 担当:田中
TEL:03-6221-3064 E-Mail:t_tanaka@uluru.jp