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【イベントレポート】育児のストレスを減らし、家族の時間を作ってくれる。Alexaを使ったスマートホームの魅力とは?

本記事のポイント
  • Amazon Alexa(アレクサ)は、声で家電の操作や予定のリマインドをしてくれる便利な音声アシスタント
  • Alexaを活用したスマートホームは、育児の負担を減らし、家族の時間を増やしてくれる
  • セットアップは意外と簡単。「こんなこともできるの!?」と驚く便利機能も沢山ある。

「アレクサ、◯◯して」。家事や育児で手が離せない時、声だけで家電の操作や今日の天気を教えてくれるAlexaは、世界中で親しまれている音声アシスタント。2023年8月8日には、第3世代となる「Echo Show 5」が発売され、ますますその性能が向上しました。そこで今回は、8月9日に都内で開催されたAlexaを活用したスマートホームの紹介イベントに参加し、最新の機種やできること、ゲストスピーカーで企業経営と家事育児を両立している中村朝紗子さんによる育児へのAlexaの活用事例、セットアップの方法などについて徹底解説したいと思います!

Alexa搭載のEchoシリーズの種類や機能についてチェックしよう!

2014年に米国でAmazon Echoの販売が始まってから、世界中で人気のAlexa。Alexa搭載のスマートスピーカーといえば、丸いボール状の機器を想像する方が多いかもしれませんが、現在はそれに加えて、様々な種類が販売されています。(※)

(※)Alexaとは、Amazonが開発したAI音声認識サービスのことで、下記のAmazon Echo(アマゾンエコー)とはAlexaを搭載したスマートスピーカーのことです。

大きく分けると、ディスプレイ付きのEcho Show(エコーショー)と、Amazon Echo Dot(エコードット)やAmazon Echo Studio(エコースタジオ)といったディスプレイのない2タイプに分かれ、そのなかで、ディスプレイインチの大きさの違いや、機種ごとの特徴があります。こんなに沢山の種類があるのですね!

Alexaで出来ることは沢山あるのですが、ここでは主な4つの活用法を紹介します。

Echoシリーズの詳細はこちらで確認!

Alexaで出来ること

1)スマートホーム

自宅の家電を声で操作できる便利機能。Alexaアプリから定型アクションを事前に登録すれば、「アレクサ、おはよう」といったワンフレーズで、カーテンを開き、電気をつけ、本日のスケジュールを教えてくれるといったマルチタスクもこなせます。※家電の操作はAlexa対応スマートホーム製品(別売)が必要です。

2)エンターテイメント

Amazon MusicやSpotifyなどを利用した音楽再生はもちろん、ディスプレイ付きのものでは、YouTubeやPrime Videoを観ることもできます。

3)忙しい日々のタスク管理

タイマーやアラーム設定はもちろん、カレンダーとの連携や買い物リストの作成、小さなお子さんがいる場合はおむつの取り替えなど、リマインダー機能を使うことで様々なリマインドをしてくれます。

4)子どもやペットの様子を確認

ディスプレイ付きのEcho Showシリーズのみとなりますが、「呼びかけ」機能を利用すれば内蔵カメラで子どもやペットの様子を確認したり、セキュリティカメラとつないで屋内外の様子をチェックしたりすることもできます。

様々な機能がつまったAlexa。ここからは、実際に子どもがいる家庭でどのように役立てているのか、実際に3歳のお子さんの育児をしながら、中村さんのお話に沿って見ていきましょう!

スマートホームで実現したのは「家族の時間」と「ストレス軽減」

「スマートホームにしようと思った一番の動機は、『大切な家族との時間を作りたいから』。3、4前の子どもが生まれるタイミングで、家のリフォームをすることになりました。当時、子育てと仕事の両立に大きな不安があったこともあり、リフォームと合わせてスマートホーム化について考えるようになったんです」。

AlexaやEchoデバイスについては、元々知ってはいたものの「ガジェット好きな人が使う」イメージだったという中村さん、実際にセットアップしてみたところ、その簡単さに驚いたそうです。

「うちでは、キッチンに置いているEcho Show 10を中心に、各部屋の家電やデバイスを操作しています。朝は『アレクサ、おはよう』の一言で、リビングの電気が付き、カーテンが開いて、天気予報を教えてくれるように自動化しました。夫が朝風呂派なので追い焚きを忘れないよう、こちらも設定しています」。

Alexaを導入したことで、これまで気づかないうちに積もり積もっていた家事や生活のストレスが軽減されたという中村さん。

「電気や家電をつけに歩くのは、たかが10歩ですが、それが何度も積み重なることで、ちょっとしたストレスになっていたのに気が付きました。今は、一言で自動化されるので、忙しい朝がスムーズで快適になった気がします」。

家電を動かすために必要なAlexa対応の周辺機器。なかでもとりわけ便利に感じたのは、スマートライトとスマートリモコン、温湿度計だといいます。

「スマートライトは、調光機能付きのライトで電球を取り替えれば設置は終わり。小さい子の場合は、体内時計を作ってあげることが大事なので、夜になったらライト50%、30%と徐々に暗くしていき、自然と眠くなる環境づくりをしています。スマートリモコンはエアコンの温度調節に使っていて、スマートリモコンにエアコンの赤外線リモコンを登録すれば、設定は完了。あとはAlexaアプリで、Alexaとスマートリモコンを連携し、『部屋の温度が◯度になったらエアコンをつける』といった定型アクション設定ができます」

現在、お子さんがイヤイヤ期まっただなかだという、中村さん。子どもが嫌がってTVを消しにくいときも、「アレクサ、10分後にテレビを消して」と言うだけで消してくれるため重宝しているのだとか。

他にも、出掛けるタイミングでルンバが掃除をはじめてくれる設定や、玄関のドアノブにスマートキーを導入することで、子どもの荷物やスーパーの荷物などを抱えて帰宅する時に自動で扉を開けてくれる機能、人感センサーで10分以上人の動きがないと電気を消してくれる機能などを活用しているといいます。

「電気やエアコンの消し忘れや、重い荷物を抱えながらの帰宅など、日々ちょっとしたストレスを軽減してくれるので、まわりから『優しくなった』と言われるようになりました(笑)。Alexaがあることで、家族がお互いのやりたいことに集中できるようになったと思います」

詳しい設定方法はこちらで確認

自宅でスマートホームを実現するには?

日々のストレスを軽減し、自分がやりたいことに向き合える時間を作ってくれるAlexa。実際に自宅でスマートホームを実現するにはどんなデバイスや設定が必要なのでしょうか?

基本的に、必要なものは下記の5点です。

  1. Wi-Fi環境
  2. Amazon Echoシリーズなどのデバイス
  3. 動かしたい家電(扇風機やエアコン等)
  4. スマートプラグ(※1、スイッチで動く家電を動かす場合)
  5. スマートリモコン(リモコンで動く家電を動かす場合)

(※1)家電がオンになっている状態でコンセントを抜き、コンセントを差したときに再びオンになるものが対応しています。(なお、コンセントを差しなおす際は、安全のため10秒間待ってから行ってください)

以上が用意できたら、スマートフォンにAlexaのアプリをダウンロードし、そちらで設定を進めていけばOK。設定が終わったら、Alexaに話しかけて動きをチェックしましょう。

設定方法はこちら

Alexaの設定が終わったら、次は各家電をつなげていきます。家電は、Wi-Fiに繋がっているスマートリモコンとスマートプラグを介して行うイメージ。Alexaアプリの「デバイス」メニューから該当するデバイスを追加して設定をすれば完了です。

Switch Bot(スマートリモコン)との連携方法

スマートプラグとの連携方法

イベントの後半は、実際にスマートホーム化したお部屋を見学。各部屋に置かれた、Echoデバイスとその具体的な活用例の一部を覗いてみましょう!

洗面台では、天気や朝のニュース(「アレクサ、今日の天気/ニュースは?」)を聞いたり、入浴後にバスタブの自動洗浄をしたりできます。歯磨きが苦手なお子さんには、「アレクサ、歯磨きくんをかけて」といえば音で楽しく歯を磨きもできるので、とても便利。「アレクサ、シャンプーを買い物リストに入れて」なんてお願いもできます。

家で仕事をする機会も増えた昨今。「アレクサ、音楽をかけて」と言えば、心地よい空間で仕事ができます。

家族や子どもが気になったら「アレクサ、キッチンのEchoに話しかけて」「アレクサ、子ども部屋を見せて」と言えば、簡単に家族の様子を確認できるのも便利ですね!

こちらは、キッチンのEcho Show 15。大画面を活用して、料理を作りながらドラマや料理動画を観ることも。他にも「アレクサ、買い物リストに牛乳を追加して」「アレクサ、明日の朝7時にごみ出しをリマインドして」と伝えておけば、買い忘れやごみの出し忘れも防ぐことができます。

盛況のうちに幕を閉じた今回のイベント。こんなに簡単にスマートホームの便利さや、セットアップの簡単さなど、驚きいっぱいの内容でした。Alexaでできることや、Alexaの種類はこちらから確認できるので、ぜひチェックしてみてくださいね!

Alexaとできること

Alexaとスマートホーム

Alexaと一緒に子育て

(終わり)

取材・執筆:立岡美佐子(たておか・みさこ)

IT企業から、編集・出版業界に転職。現在は、フリーランスの編集者兼ライターとして旅やグルメ、ソーシャル系など幅広い分野で編集や執筆活動を行っております。
大事にしているのは「価値のある情報を、読者に面白く、わかりやすく伝えること」。
これまで『TRANSIT』『FRaU』『メトロミニッツ』など多数の雑誌制作に携わってきました。
ベビーテックは、「子どもの頃にこんなサービスや商品があれば!」と思うものとの出会いばかりで、毎回刺激をもらっています。趣味は、旅行と料理と合気道。