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子どもたちの興味と可能性を広げる体験型イベント!「Go SOZO Tokyo 2020 Spring」レポート

2月11日(祝)に東京・池袋サンシャインシティ 展示ホールA1にて「Go SOZO(ゴーソウゾウ)Tokyo 2020 Spring presented by SAMSUNG SSD (以下、Go SOZO)」が開催されました。Go SOZOは「子どもの興味と未来の可能性を広げる」体験型イベント。昨年9月に六本木で初開催された同イベントがスケールアップしてカムバックを果たしました。テクノロジーを活用した多彩なアクティビティや自分で作ったプログラミングや作品のプレゼンテーションなど普段なかなか体験できないコンテンツばかりとあって、会場にはたくさんの親子連れが詰めかけました。熱気に包まれた会場の様子をレポートします。
 

好奇心と感性を刺激する35以上の体験アクティビティ

Go SOZOの主人公は子どもたち。興味のあること、やりたいことがあればとことんチャレンジできるのが、このイベントの醍醐味です。プログラミング・ロボット、ゲーム・クイズ、お仕事体験など7つのカテゴリー、35以上のアクティビティが子どもたちを未知の世界へといざないます。各アクティビティの申し込みは保護者ではなく、子どもたち自らが行うというのもGo SOZOならではルール。「やってみたい」という意思と自主性を尊重することが子どもたちの可能性を広げるはじめの一歩です。


混乱を避けるために来場者は3つの時間帯に分けて会場内へ。入口付近は開場前から多くの人でごった返していました。


今年から小学校でプログラミングが必修化されるとあって、楽しみながら学べるプログラミング体験会も行われていました。



ドローンや先端教育ロボットを用いたアクティビティは特に男の子に人気!


デジタルツールだけでなく、プロのミュージシャンとのセッションなど五感を使った体験で子どもたちの感性を刺激。


YouTuberのお仕事ってどんなことするのかな?ロボチューバ―NAOと一緒に歌って踊ろう!

 

ゲームクリエイターやエンジニアも舌を巻く「子どもプレゼン大会」


プログラミングスクールに通う子どもたちが観客の前でプレゼンテーションを行いました。
昨年9月に行われたGo SOZOでもプレゼンを行った作品をさらに改良するなど、より良いものを創造しようとする子どもたちの飽くなき探求心も垣間見えました。


4分のプレゼン発表が終わったら観客フィードバック。発表を聞いてどんな気持ちになったか発表者に伝えます。


JAXAの教授やゲーム業界の最前線で活躍するプロ審査員が作品にコメント。子どもたちの視点のユニークさだけでなく、完成に至るまでの苦労をしっかりと紹介していることに感銘を受けていました。


プレゼン発表をした子どもたちは9名。そのうち最年少は小学1年生の女の子。大人顔負けの堂々としたプレゼンを披露していました。


子どもプレゼン大会後、孫正義育英財団3期生でもある小助川晴大(はるた)さんが登壇。これからの目標と信念を語ってくれました。

 

1,183家族、約4,100人が来場!子どもたちが可能性を広げる瞬間を目撃する保護者が続出!

イベントを主催したGo Visionsの代表取締役 小助川 将さんにGo SOZOを振り返っていただきました。


Go SOZOを主催したGo Visions 代表取締役 小助川 将さん

編集部:昨年9月に開催されたGo SOZOに比べ、今回はかなりスケールアップされた印象がありました。

小助川:そうですね。子どもたちにさまざまな体験をしてもらいたいと、法人スポンサーさまの協力獲得に奔走しました。来場者数も前回は800人だったのに対し、今回は約4,100人の方に来場していただきました。

編集部:来場されたお子さんの傾向などをお聞かせください。

小助川:全体の約7割がメイン対象としている小学生でした。未就学のお子さんも2割ほどいらっしゃいました。男女比は男の子が6割、女の子が4割。ものづくりなど比較的男の子が好むコンテンツが多かったのですが、女の子にも満足していただけたようです。関東地方以外にも南は沖縄、北は北海道と、遠方からお越しいただいたご家族もいらっしゃいました。

編集部:来場者、特に保護者の方からはどんな感想が寄せられましたか。

小助川:「人見知りの子どもが興味のあるブースの人に話しかけていた」といったようにイベントを通してお子さんの新たな一面の発見や成長を感じるとともに、「プログラミングの教材を見たり、体験できたり、とても参考になった」、「多くの企業が教育の分野に参入していることを知り、学習スタイルも時代によって変化していることを目の当たりにした」など保護者の方にとっても気づきの多いイベントとなったようです。「体験型エデュテイメントイベント」と謳っていたこともあり、アクティビティの体験数が多いお子さんほど、満足度が高かったようですね。

編集部:今後もこうしたイベントを開催する予定はありますか。

小助川:今後は子ども一人ひとりの「異才」を発見するためのセンシング技術やアプリの開発に力を注いでいく予定です。次回の開催は現段階では未定ですが、サーカスのように移動式、期間限定で開設できるようなプチテーマパークの開催も考えています。確実に言えるのはGo SOZOのコンセプトでもある「こどもの可能性に蓋をしているものから『解放』し、自由に『想像』、そして『創造』できる機会」を子どもたちに届けていくことです!

 

<取材を終えて>

新型コロナウイルスの影響もあり、マスク姿の来場者がたくさん見受けられましたが、そんな不安を吹き飛ばすように会場内は子どもたちの熱気と好奇心で満ちあふれていました。子どもたちが多種多様なアクティビティに夢中になっている姿から「学び」と「遊び」の境界がいい意味であいまいになっていることを強く実感させられました。これからのGo Visionsの動向にも注目です。