— 下記はプレスリリースからの内容です —
株式会社ベネッセスタイルケア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:滝山 真也)では「その子らしく、伸びていく。」という事業理念のもと、2023年10月現在、首都圏を中心に65園の保育園を運営しています。ベネッセの保育園では、約20年前から、こども同士のかかわりが深まる幼児期(3~5歳児クラス)は異なる年齢のこどもたちが同じ空間で生活をともにする異年齢保育を取り入れ、多様なこどもとのかかわりを通じ「思いやりやいたわりの気持ち」「意欲や自信」を深めていくことで、自律心や社会性を育んでいます。この度、これまでの約20年間の異年齢保育の実践や、それらの実践知から開発したメソッドを発信するウェブサイトを開設いたしました。
図:ベネッセの保育園 異年齢保育ウェブサイト
https://hoiku.benesse-style-care.co.jp/different_ages/
こどもを取り巻く環境の変化とこれからの社会に必要な力
少子化・核家族化、地域の人間関係の希薄化が進んでおり、ベネッセ教育総合研究所が行った調査(※)でも約20年前に比べ、平日こどもたちが一緒に遊ぶ人は、「母親」「父親」が増加する一方で、「友だち」「きょうだい」「祖母」が減少しています。また動画の視聴やアプリでの遊びの割合も大きく増え、こどもたちは、他者とのかかわりを必要としない遊びで多くの時間を過ごしています。 一方で、そのこどもたちが迎えるこれからの社会はグローバル化がさらに加速し、多様な背景や考えを持つ他者と協同していく力がより求められていきます。ベネッセの保育園では幼児期から異なる年齢の仲間と一緒に生活することで、一人ひとりの個性を認め合い、年齢の枠を超えて自分らしさを発揮できるよう、また、こども同士が育ち合う中で協同的な活動を行うことが、これからの予測できない社会を生きていく上で大切な礎になると考え、異年齢保育に力を入れて取り組んできました。
※出典:ベネッセ教育総合研究所「第6回幼児の生活アンケート レポート」2023, p.29-31.
https://berd.benesse.jp/up_images/research/YOJI_all_P01_65_6.pdf
「異年齢保育」で育むこどもの力と保育者のかかわりを可視化
こども同士の育ち合いをより深め異年齢保育の質を高めるためには、保育者のかかわりの質向上が重要と考え、8年前より『キンダー研究会』を立ち上げ活動を行ってきました。研究会では、保育の実践知を体系的に整理する活動を、外部有識者の監修のもと、ベネッセ教育総合研究所と連携しながら進めてまいりました。そういったキンダー研究会での取り組み内容や園での異年齢保育の実践も当サイト上で公開してまいります。
20年間の異年齢保育の実践やメソッドの公開が、保育に携わる方々の保育実践のヒントとなり、保育の質向上に貢献できればと考えております。当社は、これからも“自分のこどもを預けたいと思える保育園”をつくりたいという思いを大切に、保育に携わる皆様に役立つコンテンツを発信してまいります。
コンテンツ1. キンダー研究会での事例研究の取り組みを紹介
コンテンツ2. 各園での異年齢保育の様子も紹介(図はイメージ)
【ベネッセの保育園の取り組み】
Instagramでベネッセの保育園の活動内容を発信しております。
https://www.instagram.com/benesse_hoiku/
本内容に関するお問い合わせ
株式会社ベネッセスタイルケア 社長室広報 TEL.03-6836-1111