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産後の女性と産後ケアをつなぐサービスをつくりたい!あずかるこちゃんのグッドバトンがクラウドファンディングに挑戦中

目標金額1,000万円、2023年11月16日(日)まで実施

— 下記はプレスリリースからの内容です —

病児保育予約サービス「あずかるこちゃん」を提供する株式会社グッドバトン(東京都中央区、代表取締役:園田正樹)は、現在、産後ケアを必要としている女性すべてが利用できることを目指して、産後ケア予約サービスの「あずかるこちゃん産後ケア」を開発しています。この度、そのための開発費用を募るため、2023年10月2日(月)から11月16日(木)までの期間、クラウドファンディングに挑戦致します。

産後ケアへつなぐためのサービスをつくりたい!あずかるこちゃんの挑戦

産後の女性と産後ケアをつなぐためのサービスをつくりたい!あずかるこちゃんの次なる挑戦

あずかるこちゃんは、病児保育の課題解決をテーマとして2020年に誕生したサービスです。忙しい保護者に代わって風邪などで登園や登校ができない子どもを預かる病児保育を、スマホから予約できるようにし、手続きや予約の仕組みといった面から利用しやすさ向上に働きかけました。

2019年に実施したクラウドファンディングでは、448人の方から10,544,000円の温かいご支援をいただきました。おかげさまでリリース3年6か月で177施設、9自治体で導入。登録児童数は87,000人および累計予約数250,000件を突破致しました。

このあずかるこちゃんの次なる展開が、今回クラウドファンディングを行う産後ケア予約サービスです。命がけのお産を終えた女性は、ダメージを受けた体をかかえて息つく間もなく目まぐるしい変化にさらされます。そんな彼女たちの心身のサポートを行うのが、産後ケアです。私たちグッドバトンは、この産後ケアを必要としているすべての女性が利用できる社会を目指して、産後ケア予約サービスのあずかるこちゃん産後ケアを開発しています。今回のクラウドファンディングでは、そのための開発費用を募ります。

あずかるこちゃん産後ケアが実現すること

このサービスを開発するにあたって、私たちは利用者の方や全国各地の産後ケア施設のスタッフさんからたくさんのお話を伺ってきました。

そこで知ったのは、産後のホルモンの大きな変化による影響や、24時間休むことができない子育てによって、女性たちが心身ともに疲弊し、不安を抱えながら日々育児に向き合っているという現実でした。また、そんな彼女たちの心休まる場として、産後ケアが非常に重要な役割を担っていることも知りました。

産後ケアは自治体や民間が運営する事業で、産後1年未満の女性と子どもを対象に、施設への通所や宿泊あるいは自宅への訪問により助産師等が心身のケアや育児のサポートを行うものです。

産後の女性が置かれている状況、感じている負担の度合いはさまざまです。その1つひとつ、1人ひとりに寄り添ったケアを行うことが、心身を回復させ、産後に起こりうるリスクを軽減させることに役立ちます。

しかし、まだまだ日本では産後ケアを利用するハードルが高く、誰でも気軽に利用できるという状況ではありません。実際に産後ケアを利用した方からは「産後の体を抱えながら役所に申請手続きへ行ったり、施設があいている時間に合わせて予約電話をしたりと、利用開始までの手間がかかり、心理的負担があった」という声がありました。産後を過ごす女性にとって差し迫った事態がありえるからこそ、そして、その事態が周囲からはわかりにくい可能性があるからこそ、なるべく負担なく素早いアクセスのしかたを考える必要があります。私たちはここに、あずかるこちゃん病児保育で培った知見が活かせると考えました。つまり、産後ケア施設を実際に利用するまでのプロセスをデジタル化するということです。

産後ケア施設の様子。利用者が問診票を記入しながら、助産師からのヒアリングを受けています。
産後ケア施設の様子。利用者が助産師に子どもの育児相談をしています。
産後ケア施設によっては、利用者の自宅にスタッフが出向く訪問型を実施しています。

産後ケアの予約までを、スムーズに

産後ケア施設選びと登録手続き、電話での日程調整と予約。これらをスマホひとつで、ちょっとした空き時間に行えれば。ささいなちょっとしたハードルがとても高く感じてしまう状況だから、あずかるこちゃん産後ケアによって少しでも便利にスムーズになれば、より多くの方をケアにつなげられると考えています。

具体的には、以下をサービスとして実現します。

これらは、利用者の利便性向上はもちろん、産後ケアを提供する施設スタッフにとっても大きなメリットとなります。あらかじめネット上で情報を入力しておいたり、多くのことを仕組み化しておいたりすることで、本当に必要なケアに集中できるのです。

1.施設ごとに日別の空き状況を見える化

施設の空き状況や設備、提供されるケアの内容をウェブ上で確認できます。

2.予約申込みがネットで完結

利用者のタイミングで、ネットから24時間いつでも予約の申し込みができます。

3.問診票表や受けたいケアの希望といった予約に必要な情報の入力がネットで完結

※あずかるこちゃんはスマホアプリではありません。お使いのPCやスマホ、タブレットのブラウザーなどから閲覧可能です。

合言葉「#産後ケアにつながろう」

必要とする人すべてが産後ケアを利用できるようにするためには、まず国として産後ケア事業の拡充が急務ですが、社会として産後ケアの利用に引け目を感じることのないムードを育むことも大切です。

産後ケア事業が多くの自治体や民間で実施されている一方で、「協力してくれる人もいるから」「人に頼るのは悪いから」「他と比べれば大したことないから」と利用を躊躇してしまう方も少なくありません。一部自治体では産後ケアの利用要件を設けていますが、こども家庭庁は、一部の自治体などが設けている産後ケアの利用要件を2024年末までに全国で撤廃し、産後の家庭環境にかかわらず希望者全員が使いやすい環境を整えるとしています。

自分が必要だと感じれば、つながっていい。今回のクラファンクラウドファンディングで私たちが「#産後ケアにつながろう」を合言葉にしたのも、こうしたムードを醸成したいという思いによるものです。

参考:厚生労働省子ども家庭局母子保健課「産後ケア事業の実施状況及び今後の対応について」( https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/001076325.pdf )

実施概要

  • プロジェクトタイトル:産後ケアへつなぐためのサービスをつくりたい!あずかるこちゃんの挑戦
  • 挑戦期間:2023年10月2日(月)10時~2023年11月16日(木)23時
  • 目標金額:1,000万円
  • 資金使途:あずかるこちゃん産後ケアの開発に充てさせていただきます
  • プロジェクトページURL: https://readyfor.jp/projects/goodbaton  
  • プラットフォーム:READYFOR

病児保育を、手のひらに。病児保育事業を支援するあずかるこちゃん

あずかるこちゃんは、保護者と病児保育室をつなぐ、病児保育の検索、予約サービスです。保護者はいつでも簡単にLINEやウェブから病児保育室を検索、予約が可能。施設のスタッフにとっても、煩雑な事務作業から解放され、保育に集中できます。さらに導入自治体では、地域にあるすべての病児保育の情報を一元管理できるようになり、保護者のみならず、病児・病後児保育室、自治体が三方よしの形で病児保育事業を行えます。

https://azkl.jp/

株式会社グッドバトン

安心して産み育てられる社会を実現したいという考えのもと、産婦人科医の園田正樹により2017年設立。2020年に病児保育事業を保護者、施設、自治体の三方で支援するサービスとしてあずかるこちゃんをリリース。2023年、「それぞれの子育てを歓迎する社会へ。」をビジョンに掲げ、病児保育事業にとどまらず「産む」「育てる」そして「育つ」が関わる領域を包括的に支援することを念頭に、社名をコネクテッド・インダストリーズからグッドバトンに変更。

代表取締役:園田 正樹

所在地: 東京都中央区築地6丁目7-11-901

設立年月日:2017年7月7日

事業内容: 病児保育室の検索・予約サービス、病児保育室の経営コンサルティング

https://goodbaton.jp