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千株式会社、誤嚥に関する保護者の意識調査を実施。家庭で誤嚥の危険性感じたことがある『45.93%』

編集部より

BTAJ2021保育ICT部門大賞の「はいチーズ!」をはじめとするSaaS型総合保育テックサービスを提供している、千株式会社さんの調査リリースです。
子どもの誤嚥の意識調査を未就学児、園・学校に通う子どもを持つ保護者を対象に行っています。節分の「豆」は誤嚥の危険性があると約半数の保護者が意識しているようです。また実際に誤嚥の危険を感じたと答えた保護者は「45.93%」にのぼり、その際の食材としては「飴」が一番多い結果となっているようです。

それでは、調査の詳細をプレスリリースから見ていきましょう。

— 下記はプレスリリースからの内容です —

家庭で誤嚥の危険性感じたことがある親45.93%
〜危険を感じた食材『飴』の事例が一番多い結果に〜

「こどもにピース」をモットーに、テクノロジーの力で園・学校と保護者の子育て環境を豊かにする保育テックサービスを提供する千株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 千葉伸明、以下 当社)は、未就学児、園・学校に通う子どもを持つ親135名を対象に「誤嚥に関する保護者の意識調査」を実施しました。

調査の結果、誤嚥の危険性がある食品を知っているかという質問に対しては、「豆・ナッツ類(48.89%)」「餅(34.81%)」「飴(28.89%)」 という回答で、88.89%が一つ以上の食材をあげました。また、家庭で誤嚥について気を付けていることはあるかという質問に対して、「月齢や年齢に適した食べ物を与えている(74.81%)」が一番多く、「特にない」と回答したのは僅か5.19%で、大多数が誤嚥に気を付けていることが分かる結果となりました。
一方、家庭で誤嚥の危険を感じたことはあるかと質問したところ、「ある(45.93%)」「ない
(54.07%)」という結果でした。誤嚥の危険性があると回答した人に対して具体的な状況を聞くと、「家の中で飴を食べながら歩き、転んで喉に詰まらせた。なんとか飲み込む事ができたが、苦しがり窒息するのではと焦った。」「飴を口に入れたまま大きな声を出して、一瞬喉に詰まりそうになりました。咳き込んで吐き出したので無事でした。」「大きめの飴を寝転がったまま舐めていて体勢を変えた際に喉に詰まり慌てて背中を叩いて出したことがあります。」など、『飴』で危険性を感じた事例が一番多い結果でした。

まとめ

昨今乳幼児の誤嚥のニュースなども多く、豆まきでは特に注意喚起がなされています。誤嚥の危険性がある食品を知っているかという質問に対して、9割近い保護者が一つ以上の食材をあげ、家庭で誤嚥について気を付けていることはあるかという質問に対しては「特にない」と回答したのは僅か5.19%で、多くの保護者が誤嚥の危険性に対して何らか知識を持ち対策していると言えそうです。
しかし一方で、45.93%が「家庭で誤嚥の危険を感じたことがある」と答えています。多くの保護者が誤嚥の危険性を認識し、何かしら気を付けて生活している傾向にありながらも、半数近くが誤嚥の危険を感じたことがあるという結果になりました。
また、危険性を感じたことがある食材として一番多く挙がっていた「飴」ですが、誤嚥の危険性がある食材として認識していたのは28.89%であるなど、実際の誤嚥の危険性と保護者の認知度に差異が生じている可能性があります。また、消費者庁は「硬い豆やナッツ類等は 5歳以下の子どもには食べさせないで」と注意喚起していますが、危険性のある食材としてあげた保護者は半数に届いていないという結果になっています。保護者は節分行事を肯定的に捉え積極的に行う傾向がある(※)ことから考えても、より広くより正しく誤嚥の危険性を周知していく必要があるのではないでしょうか。