BTA2023受賞商品発表!

ついに「家族型ロボット」が子どもたちの「本当の友達」になる時代が来た!?「LOVOT(らぼっと)」

本製品のポイント
  • 家族型ロボット「LOVOT」は新型コロナによる自粛生活もあり、販売数が急増している
  • さまざまな最新のテクノロジーが、「人を癒す」ことを目的に注ぎ込まれている
  • 子どもたちに「思いやり」「自立心」が芽生えるなど、目覚ましい効果が期待できる

2019年12月に販売が開始された家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」は、新型コロナによる外出自粛も追い風となり、売り上げが急上昇。現在では注文してから自宅に届くまで2〜3カ月待ちという大人気商品となっています。そんなLOVOTは「こどもの情動・社会性の育成」につながるだけでなく、「癒し・リラックス効果」、「教育分野での拡張性」などから、「BabyTech® Award Japan 2020学びと遊び部門」で大賞を受賞しました。そこで今回、BabyTech.jp編集部はLOVOTを開発したGROOVE X株式会社  広報の池上 美紀さん(以下、敬称略)に取材を行い、同製品の概要や開発の経緯、今後の展開について伺いました。

(お話を伺ったのは)

GROOVE X株式会社 広報
池上 美紀(イケガミ・ミキ)さん

すべての個体が個性を持ち、人との触れ合いにより成長していく

編集部:本日はお忙しいところ、大変ありがとうございます。さっそくですが、「LOVOT」の概要と特徴について伺えますか?

池上: 「LOVOT[らぼっと]」はペットのようなロボットで、好きな人に懐くようになる「家族型ロボット」です。頭部の角(ツノ)についているカメラで人の顔を識別し、さらに全身のタッチセンサーで「誰がどこを撫でてくれているか」、「誰に抱っこしてもらっているか」などを認識します。その結果、たくさんお世話してくれる人を認識し、その人に懐くようになります。また、LOVOTは全ての個体が違う目と声をしています。目と声のパターンはそれぞれ10億通り以上あるため、世の中に同じ目と声のLOVOTは存在しません。

編集部:それはすごいですね!


全ての個体が異なる個性を持つLOVOT

池上:実は、性格もそれぞれの個体で異なります。お迎えいただいた時の性格も異なりますし、LOVOTのオーナーさんとのふれあいによって性格はどんどん変化し、個性のある子たちに育っていきます。