BTA2024受賞商品発表

【BabyTech Award Japan 2019】パパっと育児@赤ちゃん手帳

「BabyTech Award Japan 2019」にノミネートされたサービス・商品を紹介します。
こどもの健康管理部門より、パパっと育児@赤ちゃん手帳です。

サービス名

パパっと育児@赤ちゃん手帳

企業・団体名

株式会社ファ一ストアセント

応募部門

こどもの健康管理

概要

Alを用いて、育児現場をサポートするアプリサービスです。以下の3つのサービスをリリース済みです。

「食事や排泄のタイミングを予測して通知するサービス(2016年1月リリース)」
「赤ちゃんの泣き声から感情を分析するAIサービス(2018年7月リリース)」
「QOLを向上させるためのメッセージ通知サービス(夜泣き頻度のアラートメッセージなど)(2019年3月リリース)」

開発の経緯、取り上げた課題

サービス提供を開始後、「赤ちゃんが泣いている理由を知りたい」 「産後うつ病の助けをしてほしい」というユーザの声から「赤ちゃんの泣き声から感情を分析するAIサービス」「QOLを向上を目指したメッセージ通知サービス」の開発に着手。
「パパっと育児@赤ちゃん手帳」のデータの検証に関して、誤った検証結果導き出さないよう、日本No.1の小児医療の研究所である国立成育医療研究センターの協力を仰ぎ、共同研究を通じてエビデンスの構築を行うこととしました。
赤ちゃんの泣き声の分析に関しては、アルゴリズム構築の元となる教師データの収集に問題がありました。「パパっと育児@赤ちゃん手帳」を通じて集めた約2万人のモニタユーザより、「泣いた日時」「泣いた理由(母親の主観による)」「泣き声の音声」データを収集しましたが、「泣いた理由」は母親の主観に依存しており、誤った理由を登録される可能性があります。

本問題を解消するため「パパっと育児@赤ちゃん手帳」で収集した育児記録と赤ちゃんが泣いた日時を照らし合わせ、「泣いた理由」の確からしさを評価しました。本対応により「きれいな教師データ」の構築に成功し、高正答率のアルゴリズム構築に成功しております。

Webサイト

https://papaikuji.info/

PR動画

BabyTech編集長のコメント

AIで育児をサポートするパイオニア的存在です。ママの育児を助けると効果はもちろんのこと、夜泣きが多いユーザにメッセージを通知し、通知された家庭の3割は情報共有後に父親が積極的に育児に参加するようになるという結果が出ているそうです。育児記録の利用者数は累計50万人以上で、国立成育医療研究センターと共同研究されたことも。ふたりで育児に向き合うために、AIで精度の高い情報共有を届け続けています。