「BabyTech Award Japan 2019」にノミネートされたサービス・商品を紹介します。
妊娠部門より、IoT型胎児モニター「分娩監視装置iCTG」&周産期遠隔医療プラットフォーム「Melody i(メロディ・アイ)」です。
サービス名
IoT型胎児モニター「分娩監視装置iCTG」&周産期遠隔医療プラットフォーム「Melody i(メロディ・アイ)」
企業・団体名
メロディ・インターナショナル株式会社
応募部門
妊娠
概要
国内初のIoT型胎児モニター「分娩監視装置iCTG」は、胎児の心拍と妊婦さんのお腹の張りを、自宅で測ることが出来るデバイスです。妊婦さんのお腹にセンサーをあて計測すると、Bluetooth接続でスマートフォンやタブレットのアプリケーション内に結果が表示されます。
周産期遠隔医療プラットフォーム「Melody i(メロディ・アイ)」は、妊婦さんが計測した結果をかかりつけ医師に送信でき、遠隔で医師から受診推奨などの診断を得ることができるコミュニケーションプラットフォームです。妊婦さんと医師との連携だけでなく、クリニックからNICUのある中核病院へのデータ連携も行うことも可能となっています。
これらの「分娩監視装置iCTG」&「Melodyi」の活用により、国内外の妊婦さんがより安心・安全に出産できる環境を。
課題の解決方法、独自の工夫点について
病院内でしか利用できなった従来の分娩監視装置を、国内で初めて、超小型化・モバイル化し、いつでもどこでも妊婦さん自身で計測が出来るように開発。
妊婦さんが計測しやすいように、胎児の心拍音が直接聴こえるスピーカーをつけたり、Bluetooth接続を可能にするなど、自宅での利用シーンを想定。
自宅にいながらの計測と遠隔での医師の診断を合わせることで、妊婦さんに安心感を与え、通院や入院などの負担を軽減することが出来ます。また、受診前に計測ができることで、胎児の異常を早い段階で発見でき、胎児死亡などの予期せぬ事態を軽減できる可能性が高まります。
AIでの1次スクリーニング・クラウド型オンライン診断サービスなども導入し、より多くの妊婦さんが利用できるよう検討中です。
Webサイト
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BabyTech編集長のコメント
アメリカでは一般的な遠隔医療のプラットフォームです。国内において、出産を取り扱う施設は10年間で2割以上減少しているそうです。妊婦さんの長距離の通院・長い待ち時間などが負担になる一方で、高齢出産の割合が28%を超えており、より高いケアが必要になっている。
これらの状況を鑑みて、妊婦さんが普段の生活をおくる中で計測した結果を医療機関と共有し、適切な検診・診断を行えるようにして互いの負担を軽くしようというコンセプトが見事です。もっと広まって欲しいですね。