「BabyTech Award Japan 2019」にノミネートされたサービス・商品を紹介します。
まずは安全対策部門より、乳児午睡見守り支援システム「べびさぽ」です。
サービス名
乳児午睡見守り支援システム「べびさぽ」
企業・団体名
トライポッドワークス株式会社
応募部門
安全対策
概要
保育園での保育士による5分置きの午睡見守りが推奨されている中、べびさぽはその5分サイクルを光とメロディでお知らせします。
乳児の寝姿が良好であれば通常5分サイクルで、うつぶせ寝など顔が見えなくなるとすぐにお知らせします。瞑想的なランプ表示は周囲に違和感なく溶け込みながらもうっかり忘れを防ぎ保育士さんの心理的負担を減らします。
開発の経緯
仙台市内、東京都にて保育園「ビックママランド」を運営する株式会社ビック・ママと共同で開発されました。ビックママランドの園内に設置し、実際に利用している保育士さんの声を取り入れています。午睡時の動きをカメラで確認、保育士さんにお知らせする機能を持ったサポートシステムがあれば、との声から開発されました。
Webサイト
https://www.tripodworks.co.jp/product/babycare-support/
解説動画・PR動画
BabyTech編集長のコメント
こちらのサービスは、ベビテクの安全管理の定番とも言えるライブカメラでのモニタリングを行って、より安全な午睡監視環境を提供することで、保育者の負担を和らげることを目的としています。
乳児保育の現場で最も避けなければならないのが、乳児突然死症候群(SIDS)です。乳児が睡眠中に予期せず突然死亡してしまうというもので、あお向けに寝かせて枕を使わないなどの対策が有効と言われています。SIDSを防ぐために、乳児の顔が見えなくなってしまうとすばやくアラートが上げるなど、乳児の安全を守る仕組みを作っています。
特筆すべきは、製品を作っているトライポッドワークス株式会社さんと保育の現場である仙台市内、東京都にて保育園「ビックママランド」を運営する株式会社ビック・ママの共同開発により、いわゆるドックフーディングが出来る環境でサービス内容が磨かれていること。保育の現場で活用したノウハウをどう昇華して、新しいサービス展開・機能拡充へとつなげていくのか。今後の展開に期待したいです。