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ベビーシッターマッチングサービス 「キズナシッター」体験レポート!


本サービスのポイント
  • スマホのアプリのみで、申し込みから支払いまでが完結する利便性
  • 登録されているシッターが、すべて保育士や看護師などの有資格者という安心感
  • たまには「夫婦のみ」で過ごす時間の大切さを痛感……
今回ご紹介するのは、株式会社ネクストビートが2018年1月7日にリリースした「キズナシッター」というシッターマッチングサービスです。「シッター(ベビーシッター)」とは「家庭などを訪問し、子供たちの世話をしてくれる人」という意味ですが、本サービスの特徴はスマホアプリを使って簡単にシッターを依頼できること。しかも登録されているシッターは全員が「保育士」「看護師」「幼稚園教諭」などの有資格者であり、これは全国初の取り組みです。今回は実際に生後9ヶ月の娘をもつライターが「キズナシッター」を利用し、その体験をレポートしました。

 

「キズナシッター」を利用する流れ

Babytech編集部から依頼を受け、まずは「キズナシッター」のアプリをダウンロードしてみました。簡単な利用者登録をすませると、24時間以内に審査が完了し、利用が可能になりました。

アプリのトップ画面はこんな感じ。すぐにシッターさんを探せます

依頼するシッターさんを選ぶと、依頼手続きが始まります


すぐに「見積もり」が送られてきました

キズナシッターでは、依頼の段階から利用時間に応じた料金が明示されるので安心です。今回は初回依頼のため、1時間の面談が必要でした。これにプラスして2時間のシッティングをお願いします。


あっという間に依頼が完了!

さすがスマホで完結するだけあって、依頼手続きは非常にスムーズです。ちなみにアプリでシッターさんを選ぶのが難しかったり、希望の条件のシッターさんが見つからなかった場合は、アプリの中央部にある「シッターを探してもらう」ボタンを押してみてください。オペレーターに電話が繋がり、シッターさんを探してもらうことができます。

 

「シッター」さんが到着

いよいよ依頼の当日。シッターさんは、お約束した午前11時ぴったりに到着されました。


シッターの柳沼さんが到着!


外部から菌を持ち込まないよう、まずは手を洗われるとのこと


さっそく、面談がスタート


いただいた書類に必要事項を書き込みます

キズナシッターにおける「面談」とは、各家庭における育児方針やアレルギー、緊急時の連絡先を確認するシッター利用初回のみに行われる「打ち合わせ」のことです。事前にアプリにも情報を登録していますが、細かな伝達事項や特に注意してほしい点などを対面でも改めてお伝えします。シッターさんが持参した書類に記載するほか、「体温計」や「オムツ」の置き場所などを口頭でお伝えしました。

 

やはり有資格者は安心感が違う!?

面談が終わり、さっそく柳沼さんが娘の世話(=シッティング)を始められたので、その合間に柳沼さんのプロフィールやキズナシッターでの仕事について伺ってみました。


最初は「む〜〜〜っ」とした感じだった娘も……


あっという間に柳沼さんに懐きました

保育士である柳沼さんは、もともと乳児院(家庭で保育できない0〜3歳の乳幼児を養育する福祉施設)に5年勤務されたのち、都内の区立保育園で3年勤務。その後は会社勤めをしながら、平日の夜と土日にキズナシッターのお仕事をされているとのこと。またキズナシッターでのお仕事は、保育士の資格を生かしながら都合の良い時間帯に働け、そして何より赤ちゃんと関わることが好き、という理由から始められたそうです。

これまでシッターを依頼された顧客は会社員から在宅勤務者まで幅広く、利用目的としては「仕事に集中したい」「映画を見たい」「リフレッシュしたい」「産後の回復のため睡眠をとりたい」「買い物に行きたい」など、3〜4時間の依頼が多いということでした。


12時になり、お昼ごはんの時間に。しぶい顔をしていた娘も……


柳沼さんの手にかかれば……


この笑顔に!

なお、柳沼さんが娘の相手をしてくれている間、私は原稿の執筆、妻は「離乳食の作り置き」をしたのですが、短時間でも娘の世話をお任せできると、本当に用事がはかどることを実感しました。ちなみに柳沼さんによれば、3時間〜4時間くらいのシッターであれば、トイレは訪問前に済ませておくとのこと。「シッティング中は一瞬も目を離したくないので……」という、プロフェッショナルな言葉に感動しました。

他にも「ちょっと、うちの娘は食べ過ぎじゃないでしょうか……」というような育児上の相談にも、保育士の立場から乗っていただけました。さらに新生児については、「沐浴」の依頼にも対応されているそうです。

 

屋外でシッティングをしていただくことも可能

お昼ごはんが済んだところで、今度は公園に移動しました。柳沼さんと娘には公園で遊んでもらい、その間に私たち夫婦は「赤ちゃん連れNGのレストラン」でランチをしようという計画です。2時間後に自宅集合ということで、公園までご一緒しました。

公園でボール遊びをする2人

われわれ夫婦は出産後、初めてのランチデート(?)へ

普段は子供連れのため、落ち着いて会話をすることもできませんが、この日はゆっくりと話ができました。自然と話題もムードのあるものになり、妻も楽しんでくれたようです。また、あとで伺ったのですが、柳沼さんと娘は風が強くなってきたので公園から近くのショッピングモールに移動し、残りの時間を過ごしたとのことでした。

あっという間に3時間が終わり、最後はみんなで記念撮影

 

アフターケアも万全かつスピーディー

ベビーシッターが終わると、その日のうちにシッティングのレポート(報告書)が柳沼さんから送られてきました。その内容を確認すると、同時に決済手続きも完了できます。

スマホアプリに送られてくる「シッティング報告」と「決済依頼」

このようにスマホのアプリでやり取りが完結することは、保護者にとって便利であるだけでなく、シッターをされる方たちも対応しやすいというメリットがあるそうです。実際、今回の体験における一連のやり取りでも、ご連絡をしてからの反応が非常に迅速でした。

 

<取材を終えて>

最初はベビーシッター体験を嫌がっていた妻も、体験後は「すごく良かった!」とすっかり気に入った様子でした。やはり「保育士」という資格を持っている方への信頼感は絶大なようです(ちなみに妻が嫌がっていた理由は「部屋を片付けなければならない」というものでしたが、柳沼さんに伺ったところ、「特に片付けていただく必要はなく、普段どおりの場所に物を置いておいてください」ということでした)。

自治体が提供する「一時保育」は使い勝手がよくありませんし、低料金をうたうシッターサービスは資格を持たないシッターの質に不安がありますから、有資格者限定の「キズナシッター」には大きなニーズがあるのではないでしょうか。さらに予約から決済、サービス終了後の報告までスマホで完結するため、スマホを手放さない今どきの「子育て世代」にとって、非常に使いやすいサービスだと感じました。